2児のパパスイマーの“継続は力なり”!

マスターズ水泳歴12年。短時間で効率良い練習を日々研究。-理学療法士からの視点を踏まえて-

チンインして肩・鎖骨の動きを最大に活かそう

どうもパパかっぱです。

 

 

 以前にチン・インエクササイズが水泳において良い姿勢に役立つという記事を書きました↓↓

 

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チンインをした方が良い理由をさらに見つけたのでお勉強していきましょう。

 

 

 

 

 

肩鎖関節・胸鎖関節

 

 

 

 

鎖骨のポジションは頸部との相対的な位置関係により決定される。

通常の場合、鎖骨遠位端は耳垂から下ろした垂線に近接した位置にある。

頭部が前方に移動した場合、鎖骨遠位端は耳垂から下ろした垂線より後方に位置することになる。このような状態は鎖骨が頸部に対して相対的に後退した状態になる。

肩関節の屈曲は鎖骨が前方から上方に傾斜しながら後退し、最終的には下制することで可能になる。

しかし、頭部が前方に移動した姿勢から肩関節を屈曲させようとした場合、前述したように鎖骨は既に後退した状態になる。

そのため、肩関節屈曲に伴う鎖骨の後退を十分に引き出すことができなくなり、屈曲運動が途中で終了してしまう。

 

 

<運動のつながりから導く肩の理学療法(P53)より引用>

 

 

 

 

私なりのポイントは

 

●頭部が前方にあると、本来の動きである鎖骨の後退が起こらない

 ⇒肩関節の屈曲が起きにくくなる

 

 

 

 

複合体として考える

 

 

やや専門的になってしまったので簡単に解説すると、肩を屈曲、つまり上げようとしたときに上腕骨だけでなく鎖骨も関わってきます。

 

上腕骨が上がってくると同時に、鎖骨は前から上に傾斜しながら後退し、最終的には下制します

 

この鎖骨が後退するってのが大事で、後退するだけの余裕がないといけないんですね。

 

頭部が前にあると最初から後退してしまっているので、本来の動きがでないってことです。

 

まぁ、腕、鎖骨、肩甲骨、胸郭、すべての複合運動で肩の動きってのは出来てるんですね。

 

現代人に多いパソコン・スマホ姿勢だと頭部が前方に位置しやすいです。特にデスクワークの人はもれなくなってしまいがちですね。

 

そうなると、本来起こるはずの骨の動きが阻害されてしまい、最大の可動域を活かせなくなってしまいます

 

そこで大事になるのがチンインエクササイズなんじゃないのかな、と最近は強く思います。

 

私の場合、頸部も悪いので特に気を付けています。

 

チン(あご)インにより、耳と肩のラインが一直線になるよう気を付けます。

 

その姿勢をキープできることで、水中でも最小限の抵抗になるんじゃないかなと思っております。

 

さらに、肩のスムーズな動きも引き出せるので明らかに効率が良いと。

 

最大限の可動域で水を捉えた方が進みやすいのは明らかですよね。

 

私はドリルではこの姿勢で泳げるようにいつも練習しています。

 

もはやこれしか練習していないくらいです。

 

 

チンインを意識すると背筋も伸びて美しい姿勢になるので、普段からおススメですよ。

 

 

 

この本は専門的ですけど、とても勉強になるので興味がある方はぜひ↓↓ 

 

 

 

 

 

まとめ

 

チンインして、肩鎖関節の動きを阻害しないようにしよう。

 

では。