2児のパパスイマーの“継続は力なり”!

マスターズ水泳歴7年。短時間で効率良い練習を日々研究。-理学療法士からの視点を踏まえて-

【論文考察】『チンイン姿勢時の頸部筋力と筋活動』を水泳に活かす

どうもパパかっぱです。

 

 

前回、チンインエクササイズについて書きました。

 

普段から簡単に出来るし、水泳姿勢において効果は絶大だと思いますので、ぜひやってみてください↓↓

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チンインについての論文があったので勉強しましょう。

 

 

 

 

 

チンイン姿勢時の頸部筋力と筋活動

 

 

 

www.jstage.jst.go.jp

 

【目的】頚部外傷の予防策として頚部筋力の向上を図ることが多くとなえられており、川野ら(2004)はチンイン姿勢での頚部筋力トレーニングを推奨している。

チンイン姿勢とは頚部を屈曲させずに顎を水平に後方に引いた姿勢である。また、黒澤ら(2006)はこのような姿勢を保つことにより、頚部の筋活動が意識しやすくなるとしている。しかし、チンイン姿勢時の頚部筋力と筋活動について述べたものは少ない。

本研究は、健常男性の通常姿勢時とチンイン姿勢時の頚部筋力および筋活動を測定し比較することで、チンイン姿勢時の頚部筋力と筋活動を明らかにすることを目的とした。

 

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【結果】通常姿勢に対するチンイン姿勢での屈曲筋力の増加率は7.4±11.5%であった。また、伸展筋力の増加率は4.4±7.6%であった。屈曲、伸展筋力ともに通常姿勢と比べてチンイン姿勢が有意に大きかった(p<0.05)。

さらに、屈曲時の通常姿勢に対するチンイン姿勢での筋活動の増加率は、胸鎖乳突筋で13.6±15.7%、斜角筋で16.1±19.2%、僧帽筋上部線維で62.2±84.1%、板状筋で24.6±35.4%だった。同様に伸展時は胸鎖乳突筋で182.8±176.3%、斜角筋で16.3±29.3%、僧帽筋上部線維で47.6±38.7%、板状筋で9.2±12.4%だった。各筋の活動量もチンイン姿勢の方が有意に大きかった(p<0.05)。


【考察】本研究の結果より、チンイン姿勢の方が、筋活動が高まるとしていることを確認できた。チンイン姿勢をとることにより、胸鎖乳突筋、斜角筋などの屈曲筋群や僧帽筋上部線維、板状筋などの伸展筋群が同時収縮し、筋活動が高まった結果であると考える。

チンイン姿勢は筋活動を同時に高め、頚部の安定性が得られる肢位であるため、より筋力発揮がしやすく頚部筋力トレーニングに効果的であると考えられる。

 

※原著

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspfsm/58/1/58_1_91/_pdf/-char/ja

 

 

 

 

頸部の安定性が得られる

 

 チンイン姿勢とは『頚部を屈曲させずに顎を水平に後方に引いた姿勢』です。

 

 私なりのポイントを簡単にまとめると

 

●チンイン姿勢を保つことにより、頚部の筋活動が意識しやすくなる。

 

●チンイン姿勢の方が、筋活動が高まることを確認できた。

 

●胸鎖乳突筋、斜角筋などの屈曲筋群や僧帽筋上部線維、板状筋などの伸展筋群が同時収縮し、筋活動が高まった。

 

●頚部の安定性が得られる肢位であるため、より筋力発揮がしやすく頚部筋力トレーニングに効果的。

 

 

というポイントです。

 

 

頸部の屈筋群と伸筋群が同時収縮することで頸部の安定性が得られ、筋力発揮しやすくなるというところですね。

 

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塩浦選手が徹底しているまっすぐな姿勢を作る上で“頭部の位置”を大切にしているのも科学的にも間違いなさそうですね。

 

頭頸部が安定することで、肩甲帯周囲の筋活動も発揮しやすくなるので、力強いプルができるということにつながります。

 

ぜひみなさんも意識してみてください。

 

私は普段の陸上での姿勢や、水中練習でけのび姿勢の中でまっすぐな姿勢を練習しています。

 

水中姿勢ではお腹の下にビート版を入れて、ひたすらストリームラインをとり続ける練習をしています。

 

その中で、頭部の位置をあれこれ模索してみて、一番しっくりくる位置を見つけます。

その際、なるべく横隔膜を下げる意識も大切にしています。

 

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参考になれば。

 

 

 

まとめ

 

チンイン姿勢を意識して、頸部の安定を得ましょう。

 

 

では。