どうもパパかっぱです。
親知らず抜いたところがまだ穴開いているんですが、そこに食べたものが詰まります。
ご飯食べて数時間後に、あれ?なんか味がするな、と思うと穴に詰まっていたおかずが出てきます(笑)
こわいですね。
さて、引き続きクロールの動作分析タイムです。
今回は『クロール 泳時の全身筋活動』の
I.大殿筋
J.大腿直筋
です。
図は引用できないので、図を見たい方はぜひ原著を読んでください。
※
Entry ;入水( 0)から最深点までを三等分し,入水から三分の二まで ( オ
レンジ線)
Pull ; Entry と Push 以外の水中局面
Push ;最深点から離水(緑線)までの後ろの 2/3
Recovery ;離水(緑線)から再入水( 100)まで
p12にある【図 8 期分け】をみるとイメージつきやすいです。
クロール泳時の全身筋活動⑤:大殿筋、大腿直筋
https://core.ac.uk/download/pdf/159504273.pdf#search='%E6%B0%B4%E6%B3%B3+%E8%AB%96%E6%96%87'
【大殿筋】
大殿筋も多裂筋同様のタイミングでの活動がみられる.
アップキックによる股関節伸展動作 をするために大殿筋が活動していると考える.
【大腿直筋】
大腿直筋と大殿筋は類似したタイミングで活動している.
しかし,大殿筋が股関節伸展に作用する筋であるのに対し,大腿直筋は膝関節を伸展させ股関節を屈曲させる筋である.
大殿筋がキックにおける股関節伸展動作のために活動しているとすれば ,大腿直筋は 膝関節屈曲から伸展に切り替わる局面に強く働いていると考える.
I.大殿筋
ポイントは、
・多裂筋同様のタイミングの活動
・股関節伸展動作によるアップキック
大殿筋については、特に変わったところはありませんね。
股関節伸展させるために活性化するので、アップキックで使用するということですね。
J.大腿直筋
ポイントは、
・大腿直筋と大殿筋は類似したタイミング
・膝関節を伸展させ、股関節を屈曲させる
・膝関節屈曲から伸展に切り替わる時に強く働く
大腿直筋は二関節筋なので、股関節と膝関節に作用する働きが異なります。
股関節に対しては、屈曲。
膝関節に関しては、伸展。
興味深いのは、大殿筋と同じタイミングに働くというところですね。
働きとしては拮抗筋なのに!?と思いますよね。
私なりの仮説としては、
●若干大殿筋が先に働いて股関節伸展させる
→そのわずか後(股関節が伸展している間)に大腿直筋がすぐに働く
→股関節伸展している途中から股関節屈曲の働きが出現することで、伸展から屈曲の滑らかな切り替えが可能になる
⇒付随して、膝関節伸展が起こることで足部でのダウンキックにつながる
といったところじゃないでしょうか。
大腿直筋による股関節屈曲+膝関節伸展は、ダウンキックには欠かせません。
まとめ
大殿筋と大腿直筋の働きを理解して、効率の良いキックに役立てましょう。
では。