2児のパパスイマーの“継続は力なり”!

マスターズ水泳歴7年。短時間で効率良い練習を日々研究。-理学療法士からの視点を踏まえて-

水泳におけるドローインの活用法 ~おまけ:情報を自ら選択する方法。相関関係と見せかけの相関に騙されないように~

どうもパパかっぱです。

 

 

前回ドローインについて書いてみました。

ドローインについては、ツイッターなどでも賛否両論ありますね。

 

水泳のサイトを色々とみてみると、意外とドローインを推奨しているサイトが多いですね。

ただし、おススメしている理由がめちゃくちゃだったりするところもありますが・・・。

 

情報は各自で吟味していかないといけないな、としみじみ思いますね。

 

個人的には、“断言・断定”しているサイトにはあまり良いイメージがありません

 

我々医療人は言葉には特に気を付けます。

断言なんてできっこないんですよね。

 

時代時代でエビデンスなんて変わりゆくものだし、知識なんて無限にあるのだから、自分が正しいと思っていても、それ以外に精通していないだけの可能性もあります。

 

なので、なるべく断言はしないように私も気を付けています。

 

個人的感想であれば、ちゃんと個人的見解として前置きして書くようにしていますし、今言われているエビデンスのことは、なるべく明確にして書いていこうと、改めて思いました。

 

私個人的には、前回も書きましたが水泳にドローインはどちらかというと反対派です。

 

その理由をもっと詳しく勉強していきましょう。

 

 

 

 

ドローインとは

 

 

shi-yanblog.com

 

1.仰向けで膝を立てて寝る

2.手はおへその下

3.息を吸い、お腹を膨らませる

4.息をゆっくりと吐ききる!お腹が凹み、手が沈み込んでいく感覚を得る

4,5.吐ききった時に、お腹が手を押し返してくる感覚を得る

5.お腹を凹ませたまま、胸で小さく呼吸を繰り返す(20.30秒程度)

6.ゆっくりと息を吸う

 

意外にドローインを調べると4,5のところの記載がないのに、驚きなのですが、ドローインは腹横筋を鍛えるトレーニングなので腹横筋の収縮を感じなくてはドローインが出来ているとは限りません。

また応用として立ってドローインしたり、四つん這いでやったりもしますが、まずは仰向けでやるやり方がベーシックです。

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腹横筋の収縮が遅くなると腰痛になる!と言われていたのですが、それはただの結果論で、腹横筋の収縮速度は腰痛には関係ないことがわかっています。

また、ドローインは体幹トレーニングとしてパフォーマンスを高める目的でも行われますが、ドローインは逆にパフォーマンスを落とす可能性がある。と言われています。

 

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鍛える!
のではなく
感じる!
のです。笑

 

ドローインで腹横筋を収縮させた感覚を得る

お腹を凹ませずに腹横筋を意識するできるようにする

各種トレーニングに繋げていく

の流れが理想だと思います。

腹横筋を鍛えちゃいけないのではなく、凹ませて鍛えることにデメリットがあるため、ドローインで腹横筋を意識し、凹ませなくても腹横筋を意識出来るようにすることが大切だと思います!

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腹横筋を鍛えるトレーニング

ではなく、

腹横筋を感じるトレーニング

としてドローインを採用するのがいいのではないかと思います!
また、代わりに呼吸のトレーニングをするのがいいでしょう。
呼吸は健康とパフォーマンスの観点で最近とても注目されているため、呼吸は今後さらに注目されていくと思いますよ!

 

 

 

ドローインの活用法

 

このサイトとても分かりやすく、ドローインについてまとめてくれています。

ぜひ、全部見た方がいいです。

 

 

私がとても腑に落ちた部分は、ドローインを

 

●腹横筋を鍛えるトレーニング

ではなく、

●腹横筋を感じるトレーニング

 

に使うという点は、新たな視点がありました。

 

私の経験上、背臥位でドローインをして腹横筋を感じようとしても、最初のうちは大抵、腹斜筋が収縮しています。

 

結構難しいんですよ。

しかも、自分ひとりでやっていると正解が分からないんですよね。

 

できた!と思っても、見る人がみたら「いや、それ腹斜筋バリバリ働いているよ」みたいなことは我々セラピストあるあるです。

 

ちなみに、脱線しますけど、セラピスト同士でハンドリング練習とかするじゃないですか。

あれも、新人同士でやってもほぼ意味ないと私は思っています。

なぜなら正解に近い感覚が分かりませんからね。

 

正しい道順が分からないで目的地を目指しているようなもんで、最初は必ず先輩などに教えてもらいながらするべきだと1年目のころから思ってました。

なので、私は同期となんてほぼハンドリング練習なんてしなかったです(笑)

 

話を戻します。

なので出来れば最初のうちは、知識がある誰かに見てもらいながら行うことをおススメします。

 

ドローインで丁寧に腹横筋が収縮する感覚を得て、各姿勢でも体幹中枢部の賦活が自ら出来るようになれば、泳ぐ前やレース前の召集場所で活性化することが出来ますね

 

 

情報は自ら選択しましょう

 

余談ですけど、この記事にも書いてますとおり、腹横筋が着目され始めた論文があります。

 

肩を上げるときに、三角筋・棘上筋ではなく、腹横筋がわずかに速く働くという研究です。

PTならおそらく全員一度はその論文読んだことありますね。

 

で、『腰痛 → 腹横筋の収縮が遅い』

ドローインが腹横筋に良いらしいぞ!

ドローイン最強!

 

みたいな節が一気に巷に出回りました。

これって見せかけの理論なんですよね。

 

 

 

 

私の大好きな『学力の経済学』にも書いてます。

 

「親の年収や学歴が低くても学力の高い児童の特徴は、家庭で読書をしていること」

 

→メディアは「子供に読書をさせることが重要だ」 となる。

 

これは正しいとは言えません。

これは因果関係ではなく、相関関係だからです。

 

つまり、読書をしているから子供の学力が高い(因果関係)のではなく、学力の高い子供が読書をしているに過ぎない(相関関係)可能性があるからです。

 

また、この報道にはもう一つの誤りがあります。

読書にも学力にも影響するような「第三の要因」を考慮していないのです。

例えば、「子供に対する親の関心の高さ」などが考えられます。

これが『見せかけの相関』です。

 

(学力の経済学より一部抜粋、編集あり)

 

 

 

というようなことが書いてあります。

 

巷で言われるダイエットや健康のための情報などって、まさしくこの『相関関係』『見せかけの相関』をあたかも【因果関係】として表しているサイトが多いこと多いこと。

 

水泳サイトなんてまさしくそうですよ。

ちゃんと勉強していればそんな結論にいたらないのになー、みたいなのが多いような気がします。

 

スポーツはどうしても過去の経験論が優位になってしまっている部分がまだまだありますからね。

 

なので、なにか自分が興味ある情報を見るときには、まずは疑って読んだほうが良いです

 

私のブログも疑いながら読んでください(笑)

ちょっとでも違和感があれば、自分で調べましょう。

大体、違和感ってかなりの確率で正しいこと多いですからね。

 

 

まとめ

 

ドローインは腹横筋を感じるトレーニングに活用しましょう。

新たな情報を目に入れるときには、まずは疑ってかかりましょう。

 

 

では。