どうもパパかっぱです。
今月は家族時間やらコロナワクチン注射やらで全然練習できていません。
ただ、7月に岩手県で行われる非公式のマスターズ大会があります。
そこに向けて再び練習をしようと思っています。
もし開催されれば1年以上ぶりの大会です。
遅くなってるのか、はたまた筋トレ効果で速くなっているのか試したいですね。
さて、興味深い論文を見つけたのでお勉強しましょう。
水中ドルフィンキックでのストローク速度に影響を与えるキネマティックな要因 ―競泳日本代表選手と大学選手との比較―
https://core.ac.uk/download/pdf/268288631.pdf
●競泳日本代表経験男子(トップ)選手と競泳大学男子(大学)選手の推進力
に及ぼす水中ドルフィンキック動作の違い
●Stroke Rate は、トップ選手が高い
●膝関節角度変化(伸展 180°)では、トップ選手(120.5 ± 4.1deg)は屈曲角度が小さい傾向がみられた
●水中ドルフィンキックは、動作中の各関節動作範囲を狭くし、身体部位の鉛直方向の振り幅を小さくし、Stroke Rate が大きくなることで、高い速度を獲得できることが示唆
私なりのポイントは
●日本トップ選手と大学選手のドルフィンを比較
→動作中の各関節動作範囲を狭く
→身体部位の鉛直方向の振り幅を小さく
→StrokeRate を高くする
⇒大きな速度が獲得できる
小刻みに素早く
バタフライのドルフィンについては過去も何度も色々な角度から勉強してきました↓↓
やはり着眼点や言い方は違えど、共通している項目としては
●小刻みに打つ
ということが挙げられそうですね。
論文データとして出ると、私としては腑に落ちやすいです。
私は一応医療人なので、基本的にエビデンスがあることを重要視しがちです。
小刻みに打つ、って簡単そうで結構難しいですよね。
ただ小さくすれば良いってもんじゃないですしね。
大きな推進力が求められます。
小刻みに打つには、体幹が安定していないといけないし、姿勢も水平に近く抵抗を最小限にしないと意味ありません。
骨盤の前後傾運動も大事になってきますね。
自分がどの段階でひっかかっているかをしっかりと把握する必要がありますね。
もう一つ、この論文で面白かったポイントは
●競泳競技の泳法パフォーマンスを向上させるには
①水抵抗を最小限にすること
②推進力を最大にすること
③生理的な浪費を抑制する
●レース分析の各通過距離Time によると,泳法パフォーマンスに大きな差がなく,スタートおよびターン後 15m 距離に差があることが報告されている
というところが勉強になりました。
もうトップの選手となると泳法パフォーマンスにはあまる差がないんですね。
どこで差がつくかというと、壁後15mなんですね。
つまり、スタートやターン後の姿勢・水中動作で差が出るので、ここを磨くことが大切になってくるみたいです。
地道ですけど、ここをひたすら練習することでベストに近づくんですね。
今私が取り組んでいることは間違ってないことが分かりました。
参考になれば。
まとめ
水中ドルフィンは小さく刻もう
では。