どうもパパかっぱです。
今日はオフなので、好きな本の紹介でも。
「学力」の経済学。2015年の本ですね。結構前に読んでいて、最近もう一度読み直しています。めちゃくちゃためになります。
特に子育てしている人におすすめです。さらに、理学療法士(PT)の視点からも学ぶことがたくさんあります。
学力の経済学
少しだけ抜粋してみます。
「しょせんひとつの事例にすぎないものを、あたかも全体を表しているかのようにとらえてしまう。」
「どこかの誰かが子育てに成功したからといって、同じことをしたら自分の子供も同じ用に成功するという保証は、どこにもありません。」
「財政政策や経済政策について、文部科学大臣が『私の経験から。』と発言する場面はこれまでみられていません。もしそんなことをしたら、当然『それは主観に過ぎないのではないか。根拠は何か』と問われるに違いない。」
「科学的な根拠に基づく」
私見
ほんのはじめの部分だけでも改めて読むと心に響きます。
ホントそのとおりで、水泳でも「速い人がこう言ってたから取り入れよう、マネしよう」「瀬戸選手の腕のかき方が正しいんだ」と思いがちです。
もちろん何度か練習でやってみることは大切です。けど、それが自分に合うかどうかはわからないです。身体のつくりとか、筋力・感覚とかも全然違いますしね。
「私の経験から・・・」って言葉、リハビリ界あるあるあるあるですね。ありすぎて、困っちゃうくらい。大体偉い先生の経験からくることを盲目的に正しいと思って、何も考えずマネをするパターンが横行しております。
自分だったら
- なんでそう思ったか
- どういう経緯・思考のプロセスでその考えに至ったか
- 裏付ける知識は
- エビデンスは
とかのほうが100倍気になりますけどね。
何事も常にグルグル考え続けていれば、螺旋階段のように同じ景色だと思いきや、高みには登れているもんだと私は信じています。
自分なりに考え、検証し、腑に落ちる・落とし込むことができたら、自分のモノにしていく作業が大切ですね。
では。