2児のパパスイマーの“継続は力なり”!

マスターズ水泳歴12年。短時間で効率良い練習を日々研究。-理学療法士からの視点を踏まえて-

短時間で効率的な練習。101理論をマスターズ水泳にも応用 ~ホメオスタシスを打ち破る~

どうもパパかっぱです。

 

 

 

私のブログ初期より貫いている信念は『短時間・効率的』ということです。

 

マイルールとして練習時間は30分以内と決めています。

 

スイムだと1000m前後です。

 

短時間で集中して行います。

 

 

筋トレの理論で『101理論』ってご存知ですか?

 

有名な筋肉博士の山本先生がおっしゃっている理論です。

 

 

さて、お勉強しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

101理論とは

 

 

 

 

『101理論』を山本義徳先生が徹底解説! - VALX(バルクス)produced by 山本義徳

 

www.youtube.com

 

 

私たちの体は、ホメオスタシスという性質を持っている。

ホメオスタシスとは、体内環境を一定の状態に保とうとする性質、恒常性ともいう。

例えば、トレーニングをしてもホメオスタシスの範囲内であるとあまり体はかわらない。
つまり、打ち破るような変化を与えることが必要になる。

 

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日常が0で、変化の上限が100だとする。

それを少しでも打ち破ることができたら体は変わる。それが101理論。

90だと範囲内なので変わらない。

大事なのは時間と強度。

ゆっくりやって、長い時間できるような運動は100を超えない。3、4時間できるトレーニングは超えていない。強度の低いものということになる。100を超えるようなトレーニングは長時間できない。

強度が高く、時間が短いトレーニングがホメオスタシスを打ち破ることができる。

1回でも打ち破れば筋肉を発達させるシグナルが送られる。なので、トレーニングをやりすぎる必要はむしろない。

 

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まとめ


・トレーニングの頑張りすぎはむしろよくない

・強度が高く、短時間で行えるトレーニングが効果的

 

 

 

 

私なりのポイントは

 

●トレーニングをしてもホメオスタシスの範囲内であるとあまり体はかわらない。

 →ホメオスタシスを打ち破るような変化を与えることが必要

 

●ゆっくりやって、長い時間できるような運動は100を超えない。

 →3、4時間できるトレーニングは超えていない。

 

●強度が高く、時間が短いトレーニングがホメオスタシスを打ち破ることができる。

 

●1回でも打ち破れば筋肉を発達させるシグナルが送られる。

 →トレーニングをやりすぎる必要はむしろない

 

 

 

 

ホメオスタシスを打ち破れ

 

 

これはめちゃくちゃ有益な考え方だと思います。

 

キーワードは『ホメオスタシス』ですね。

 

理学療法士の大学時代に、生理学で一番初めに習う用語ですね。

 

恒常性とも言います。

 

「生物体または生物システムが間断なく外的および内的環境の変化を受けながらも、個体またはシステムとしての秩序を安定した状態に保つ働き」のことです。

 

生物としてのヒトとは、一定の状態に保ちたいものなんですね。

 

しかし、身体に変化を与えようとした場合、ホメオスタシスを打ち破る必要があります。

 

トレーニングをいくら頑張っても普段のホメオスタシス内、0~100の中でいくら汗かいても身体は変化しないんですね。

 

101、つまり1でも良いから限界を超えることで、筋肉を発達させるシグナルが送られて身体は変化する

 

 

これって水泳でも全く一緒だと思うんですよね。

 

特に短距離選手は。

 

私の場合、1000mしか泳ぎませんが、950mは布石です。

 

アップ、ドリル、スイムなど名前は変わりますが、結局最後の50mで全力を出す為の準備に過ぎません

 

私的には950mはアップみたいな感覚ですね。

 

最後の50ダッシュで1でも限界突破したらそれで練習は大成功だと思います。

 

絶対に成長できます。

 

前日の自分より1つ進化しています。

 

 

私も結構実感していて、ずっと出せなかったタイムを一度出した瞬間から結構簡単に出せるみたいな感覚ありませんか?

 

私で言うと、50mバタフライで28秒を数年突破できなかったんですが、5年前の大会で急に27”55を出した時から、27秒台は当たり前になりました。

 

クロールも同様で、26秒を始めて切った瞬間から25秒台を頻繁に出せるようになっています。

 

なんか壁を打ち破るというか殻を破るというか。。。そんな感覚があります。

 

 

 

9年間のマスターズ水泳で試行錯誤した結果、25分1000mという結論に今は至っております。

 

そもそも社会人で子供なんていたら練習時間なんてそんなとれるもんじゃないですよね。

 

それに集中して練習に取り組んだら、30分くらいで集中力の限界が来ます。私だけかな?!

 

少なくともダラダラ2~3時間くらい泳いでいるよりは短時間集中して行った方が有益じゃないかな、と個人的には確信しております。

 

よくマスターズ仲間で1日3000~4000mもほぼ毎日練習していて、「ベストでないんだよなー」と長年悩んでいる方がいます。

 

私からしたら「練習しすぎだよなー」と心の中でいつも思っていました。

 

『練習を毎日頑張っている自分』というのが目標であればそれで良いんですが、『大会でベストを出す』というのが目標なのであれば、一度練習の質を見直してみると良いかもしれません。

 

大体そういう方は、ホメオスタシス内で日々練習しているだけなんだと思います。

 

大事なのは、少しでも恒常性を打ち破る!

 

これは頭に入れておいて損はないと思います。

 

 

 

 

ちなみに、普段の練習から限界を出す癖をつけておけばテーパー(調整)なんて必要ないと私は思っています↓↓

www.papakappa-swim.com

 

試合当日のアップも普段の練習と同様のメニューでこなしています。

 

そうすることでスイッチが入りやすいというか、全力を発揮しやすい設定に自らもっていくんですね。

 

ある意味『パブロフの犬』的な発想かもしれません。

 

これで歳とっても一応ベストは出ているので、自分ではしっくりきています。

 

 

 

さらに、私はブログ初期から短時間・効率的が良いと言っていました。

 

練習量など参考になれば↓↓

www.papakappa-swim.com

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まとめ

 

 

ホメオスタシスを打ち破り、殻を破り日々成長しよう!

 

 

では。