どうもパパかっぱです。
先日、コロナワクチンの4回目を打ちました。
毎度のことですが、深夜から寒気が始まり夜な夜な震えながら湯たんぽを2つ作りました。
38度前後まで上がり、翌日はずっとダルかったです。
四肢末梢の冷感がずっとありました。
いやー、しんどかった。
4回やって4回とも体調崩すってことは、もうそういう体質なんですね。
もう打たないかもしれません。
さて、面白い論文を見つけたのでお勉強しましょう。
水中と陸上における上肢のパワー発揮能力の関係
競泳競技に関する研究では、これまで水中における上肢のパワー発揮能力に着目した研究はなく、選手の体力要素、競技レベルとの関係は明らかになっていませんでした。本研究では水中におけるひとかき動作(図1:a)のパフォーマンスと競泳のドライランドトレーニングで用いられるメディシンボールオーバーヘッドスラムのボール速度(図1:b)、ラットプルダウンの筋力(図1:c)との関係を明らかにすることで、競泳選手の体力トレーニング指導に役立つ知見を得ることを目的としました。分析の結果、ひとかきの最大泳速度(図2)は陸上における筋力、パワー発揮能力、競技レベルと有意な正の相関関係(図3)がみられ、競技レベルの高い選手は水中と陸上における上肢のパワー発揮能力が優れていることが明らかになりました。また、オーバーヘッドスラムのリリース時のボール速度は、肩関節と肘関節の角度変位、角速度と密接に関連しており、肘関節の伸展動作によってボール速度を高めるために二関節筋である上腕三頭筋の機能が重要になることが示唆されました。これらの結果から、スタート、ターン後の高い泳速度でひとかき動作によって身体を加速させるためには、肩関節まわりの筋力を強化するとともに、高めた筋力と泳動作を繋ぐドライランドトレーニングが重要になると考えられます。
【研究者からのコメント】
水中におけるひとかき動作は技術的要素が高いと考えられていましたが、筋力トレーニングやドライランドトレーニングによってパフォーマンスの改善が期待できることがわかりました。今後はトレーニングの負荷を漸増的に高めることでひとかきの動作がどのように変化し、どこが変化しにくいのかを明らかにすることで、効果的な体力トレーニングの開発に繋げていきたいと思います。
私なりのポイントは
●水中におけるひとかき動作のパフォーマンスと競泳のドライランドトレーニングで用いられるメディシンボールオーバーヘッドスラムのボール速度、ラットプルダウンの筋力との関係を明らかにする
→競泳選手の体力トレーニング指導に役立つ知見を得ることを目的
●ひとかきの最大泳速度と
・陸上における筋力
・パワー発揮能力
・競技レベル
→有意な正の相関関係がみられた
⇒競技レベルの高い選手は水中と陸上における上肢のパワー発揮能力が優れている
●オーバーヘッドスラムのリリース時のボール速度
→肩関節と肘関節の角度変位、角速度と密接に関連
→肘関節の伸展動作によってボール速度を高める
→二関節筋である上腕三頭筋の機能が重要になることが示唆
●スタート、ターン後の高い泳速度でひとかき動作によって身体を加速させる
→肩関節まわりの筋力を強化する
⇒高めた筋力と泳動作を繋ぐドライランドトレーニングが重要になる
陸トレもしよう
ひとかき動作と陸トレの関係をみた研究ですね。
陸トレの内容としては、『メディシンボールを下の打ち付ける』『ラットプルダウン』です。
要は、泳ぐのが速い選手は水中でも陸上でも上肢のパワー発揮能力が優れていた、と。
トレーニング内容からすると、上腕三頭筋、三角筋、広背筋に当たりますかね。
これらの筋肉は、陸上の筋トレでパワーをつける価値があるということですね。
筋トレ大好きな私からすると、筋トレに費やす理由を見つけただけでも嬉しいです。
ただし、高めた筋力を泳ぐ動作に繋げることが大切であると。
ここが難しいんですけどね。
まぁそもそも筋力がないと、水中でも力を発揮できませんからトレーニングしておいて損はないと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
陸上でパワーを付けて、水中で発揮できるようにしよう
では。