どうもパパかっぱです。
今日はいつもと趣向を変えて、私のこだわりを書いていきたいと思います。
いつものエビデンス的なものはなしです。
ブログにて水泳や筋トレに関する情報を数年間発信してきて、気づいたことがあります。
『水泳を指導する上で解剖学・運動学を基に情報を発信している人は少ない』ということです。
よく水泳の指導とかで
「腕を前にのばして」
「体を伸ばしてー」
「腰を反らないように」
等の言葉をよく見る気がします。
これって一見分かりやすいように思いますが、実はかなり曖昧な情報なんじゃないかなと思っています。
私の強みを活かすのであれば、全て解剖学・運動学・神経学に基づいて説明ができることを意識しています。
正直、上に書いたような分かりやすい言葉のほうが絶対にウケは良いです。
SNSでの反応でも明らかに違います。専門的なこと書いたときには反応は薄いですもんね。
では、なぜそんな分かりにくいことをするのか?
それは構成要素を知りたいからです。
例えば、「腕を前に伸ばしてー」という指導があったときに、「なるほど、腕を伸ばせばいいのか」で解決する人ってかなり少ないと思うんですよね。
だって、腕を伸ばせないから出来ていないのに、腕を伸ばせと言われてもできなくないですか?
実はリハビリ場面でも多々この場面あって、立つことが出来ない患者さんにひたすら立つ練習をしたとて上手くなりっこないんですよね。
変な運動パターンで立つことは学習するかもしれませんが、効率良い立ち上がりは学習できません。
では、私が指導するときに、どう考えるかというと『なぜ腕を前に伸ばせないのか』を第一に考えます。
腕を前に伸ばすのに必要な構成要素は・・・
A.肩関節の屈曲
B.肩甲骨の拳上
C.肩甲骨の上方回旋
D.鎖骨の拳上
E.鎖骨の後方回旋
F.胸椎の可動性
・・・
などなど無数にあります。
ここから、例えばA.肩屈曲については、可動域が問題?筋力が問題?
もし可動域なら、どの筋肉??
その筋肉の短縮?硬縮?筋連結?
・・・
・・
・
と原因を絞っていくんですね。
ここまで評価して初めて、「腕を前に伸ばせない原因は、肩甲骨が上方回旋しないことだったね。なぜ上方回旋しないかというと、菱形筋の短縮によるものだね。さらに、それによって胸椎の可動性も低下してるね。じゃあ、菱形筋の長さをつくって緊張を落としてから、胸椎と肩甲骨の運動を練習していこう」とこんな感じになるんですかね。
適当に考えた仮説なので、的を得ていないかもしれませんが、私が生徒に指導するとなると大体こんな感じになると思います。
これは理学療法士として10何年ひたすら考え続けてきたからこそできる専売特許だと思っています。
構成要素については以前も書きました↓↓
同じようなこと書いてますね。
私の核となる部分はここにあります。
なぜ?なぜ?なぜ?をひたすら繰り返していけば自ずと答えに近づくと思っています。
こんな考えもあるんだと参考になれば。
まとめ
解剖学に基づいた指導で、原因を探ろう
では。