2児のパパスイマーの“継続は力なり”!

マスターズ水泳歴10年。短時間で効率良い練習を日々研究。-理学療法士からの視点を踏まえて-

【論文考察】利き足と非利き足における足把持力および大腿四頭筋筋力の比較

どうもパパかっぱです。

 

明けましておめでとうございます。

 

今年もよろしくお願いします。

 

なんと、私年末年始で4キロ太ってしまいました。

 

運動せずに実家でたくさん食べてばかりいるとこうなっちゃいますね。

 

体質なんでしょうね、油断するとびっくりするくらいすぐに太ります。

 

嫁さんも一緒に食べているのに全然太らないんですよねー。

 

うらやましい。

 

地道に運動再開します。

 

 

さて、年をまたいでしまいましたが、以前に調べた飛び込みスタートのどちらの脚を前にするか問題の続きです。

 

www.papakappa-swim.com

 

 

 

利き足と非利き足における足把持力および大腿四頭筋筋力の比較

 

 

 

 

利き足と非利き足における足把持力および大腿四頭筋筋力の比較 | CiNii Research

 

本研究は,健常成人男性15名(平均年齢22.4±5.7歳,平均身長170.2±5.4 cm,平均体重62.3±8.7 kg)の左右30肢を対象に,利き足と非利き足における足把持力と大腿四頭筋筋力およびそれらの最大値到達時間について比較検討した。利き足の判定については,ボールを蹴る足を機能脚,走り幅跳びで踏み切る足を支持脚とした。機能脚と非機能脚,支持脚と非支持脚の比較において,双方ともに足把持力と大腿四頭筋筋力および最大値到達時間に有意差は認められなかった。本研究では,利き足と非利き足の足把持機能ならびに大腿四頭筋機能の優位性を示すに至らなかった。今後,別の変数を用いた検討が必要と考えられる。

 

 

 

私なりのポイントは

 

●利き足と非利き足における足把持力と大腿四頭筋筋力およびそれらの最大値到達時間について比較検討

 

●利き足の判定は、ボールを蹴る足を機能脚、走り幅跳びで踏み切る足を支持脚とした。

 

●双方ともに足把持力と大腿四頭筋筋力および最大値到達時間に有意差は認められなかった。

 ⇒利き足と非利き足の足把持機能ならびに大腿四頭筋機能の優位性を示すに至らなかった。

 

 

効き足はあまり関係なし

 

以前の論文より、『脚筋力(膝伸展)が大きい脚を前方に配置したスタート姿勢が、パフォーマンスを向上させる』ということ学びました。

 

理想的には、医療機関でBiodex System3を用いてどちらの脚が筋力が大きいかを測定できればいいですけど、そう簡単ではありません。

 

では簡便に、効き足のほうが膝伸展筋力が強ければ、効き足を前に位置させると良いという結果が出るのでは、と思い調べてみました。

 

結論・・・有意差なし。

 

効き足であるボールを蹴る脚の方が筋力が強いと思いきや、そうでもないみたいです。

 

つまり、正確にどちらの脚が筋力が強いか分からない場合、自分がやりやすい方で良いと思います。

 

近くに理学療法士や作業療法士などいれば、簡易的に徒手筋力検査(MMT)という武器を持っていますので、調べてもらうと良いかも知れません。

 

まぁそれも正確ではないですからね。

 

自身がやりやすい方で、バランスが崩れない姿勢をキープできる方の脚を前にしましょう。

 

 

 

まとめ

 

効き足だからと言って、筋力が強いとは限らない。

 

では。