どうもパパかっぱです。
お盆でジムもお休みでまったりです。
さて、面白い記事を見つけました。
筋トレをすると筋持久力が低下する!?
筋トレが筋持久力を低下させるのはなぜか:世界の最新健康・栄養ニュース
筋トレを行うと筋肉が脳由来神経栄養因子(BDNF)を生成し、筋肉とシナプスの両方に作用して、筋繊維と運動神経線維との接合部を改造することが実証された。また、BDNFの働きによって遅筋が速筋に再構築されるため、筋力がアップする一方で筋持久力は低下してしまう可能性も明らかに。
スイス・ バーゼル大学バイオセンターの動物実験から。
<BDNFは筋肉やシナプスに作用>
一般的に筋肉は、構成する繊維の種類に応じて2種に分類される。筋肉の持久力に関係する「遅筋」と、大きな筋力を発揮する「速筋」だ。
ハンチン教授らの研究チームは、マイオカイン・グループのホルモン様神経伝達物質についてマウスを用いた調査を行った。マイオカインは収縮中に筋肉から放出される。「BDNFが筋肉そのものによって生成され、筋肉に影響を与えるだけでないのは興味深いことです。それは運動神経線維と筋繊維が接合する神経筋接合部にも影響を与えるのです」と教授は説明している。
<BDNFは遅筋を速筋に変える>
筋力トレーニング中の神経筋接合部のこの再構築は、速筋繊維を発達させる。「しかし、速筋の成長は遅筋線維を犠牲にして生じます。より正確には、BDNFの放出によって、遅筋は速筋に変換されるのです」とハンチン教授は明確に述べている。これにより、BDNFは筋肉そのものから生みだされ、そして形成される筋線維の種類に影響を与える要因になることが証明された。
<筋トレ・サルコペニアとの関連性>
BDNFについて得られた新しい知見はまた、筋トレに励んだ結果、遅筋組織が減少するのはなぜかという問いへの答えを持つ可能性がある。この相関関係はすでに高パフォーマンスのスポーツのトレーニング計画で考慮されている。特に筋力と持久力の両方を要するボート競技などのスポーツ分野では、筋肉の再構築に関して熟考が必要だ。
さらなる調査で研究グループは、BDNFの不足した筋肉では、筋肉量と機能の加齢に伴う減少が緩和されることを示した。「この結果は予想外でした」とハンチン教授。「高齢者の筋萎縮の治療という観点からも、この発見は興味深いものとなっています」。
なんてこった。。。
この実験を簡単にまとめると、
遅筋が速筋に再構築される
→筋力がアップする
⇒しかし、筋持久力は低下してしまう可能性
が示唆されているみたいですね。
以前書いたようにたしかに、水泳の短距離選手はゴリゴリのマッチョで、長距離になるほど細マッチョになっている印象は前からありました。
考えてみると陸上の選手もそうですよね。100mの選手なんて筋肉隆々ですもんね。
逆に、マラソンランナーは細くて無駄な肉がないですよね。
私は短距離選手だから筋トレしていいのかな
この記事を基に考えると、私はマスターズ水泳の短距離(50・100m)なので、欲しい筋肉は速筋です。
となると、筋トレは間違ってはいないのかな、と思いました。
さらに、高負荷・低頻度のトレーニングによって、より効果的に短距離の選手に近づけそうです。
筋トレをする理由が増えました
遅筋が速筋になるって書いてますけど、器質的に変わるもんなんですかね。
私の拙い知識では、“トレーニングによって筋周膜の中の速筋と遅筋の割合が変わることで、速筋(または遅筋)の筋肉に近づく”という認識だったんですけど・・・どうなんでしょう。
神経筋接合部に影響を与えると、それ自体が変わるもんなんですかね。
まだまだ勉強が足りないようです。
マウスの実験でまだヒトでの実験ではないようなので、あくまでもこういう知見もあるんだな、くらいに頭に入れておきましょう。
とは言っても、筋トレを積極的に続けていい理由がまた一つ増えました。
嫁に筋トレについてなにか言われた時のために、筋トレを正当化する武器をまだまだ集めます。
では。