どうもパパかっぱです。
今日も練習はオフにしました。
面白い論文が出ていましたよ。
アスリートの「筋肉の硬さ」と「競技パフォーマンス」の関連性を明らかに
これまで解明されていなかったアスリートの「筋肉の硬さ」と「競技パフォーマンス」との関係について調査しました。
その結果、短距離走選手では「硬く伸び縮みしにくい筋肉」を持つ選手の方がパフォーマンスが高い(タイムが良い)一方、長距離走選手では「軟らかく伸び縮みしやすい筋肉」を持つ選手の方がパフォーマンスが高いことが分かりました。
本研究により、アスリートが高いパフォーマンスを発揮する上で、筋肉の質(硬さ・軟らかさ)と競技種目との間には適した組み合わせがあり、その組み合わせは競技種目特性によって異なることを初めて明らかにしました。これは、アスリートに対し、競技特性と筋肉の質に応じたトレーニングの必要性を示すもので、今後の適切なトレーニング法確立への貢献が期待されます。
本研究成果のポイント
- 「硬く伸び縮みしにくい筋肉」を持つ陸上競技選手の方が100m走(短距離)のパフォーマンスが高い一方、「軟らかく伸び縮みしやすい筋肉」を持つ選手の方が5000m走(長距離)のパフォーマンスが高かった。
- アスリートが高い競技パフォーマンスを発揮するための適切なトレーニング法確立に貢献することが期待される。
【図2】 短距離走選手と長距離走選手における筋肉の硬さとパフォーマンスの関連短距離走選手では、硬く伸び縮みしにくい筋肉を持つ選手の方が100m走のタイムが良かった(左図)。一方、長距離走選手では、軟らかく伸び縮みしやすい筋肉を持つ選手の方が5000m走のタイムが良かった(右図)。今後の展開
これまで、競技レベルが高いアスリートはどこの筋肉が発達しているかなど、筋肉の量的特徴は盛んに検討がなされ、そこで得られた情報はトレーニングの現場などにも活かされています。一方、アスリートの筋肉の質的特徴については、遅筋線維(赤筋)と速筋線維(白筋)の割合(筋線維組成)などは調べられてきたものの、硬さなどの機能的な特徴はほとんど着目されてきませんでした。
本研究は、アスリートが高いパフォーマンスを発揮する上で筋肉の質と競技種目との組み合わせが重要であり、その組み合わせは競技種目特性によって異なることを初めて明らかにしました。このことは、アスリートが競技特性と筋肉の質に応じたトレーニングを行う必要があることを示唆しています。また、同グループの近年の研究により、筋肉の硬さは、“アスリート遺伝子”と呼ばれるαアクチニン3遺伝子や肉離れなどの筋損傷受傷リスクと関連があるエストロゲン受容体遺伝子のタイプの影響を受けることが分かってきています。今後、どのようなトレーニングを行うと筋肉が硬く伸び縮みしにくくなるのか(または軟らかく伸び縮みしやすくなるのか)などについて詳細に検討することにより、アスリートが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、競技特性と個人の特性を考慮したカスタムメイド型トレーニング法の構築を目指しています。
筋肉の状態
よく漫画とかで、“やわらかい筋肉がスポーツ選手には必要”みたいなセリフ出てきますよね。
筋肉の硬さってかなり奥深いものだと日々の臨床でも感じてます。
筋の緊張の高さ?
中枢性に起因?
抹消の問題?
筋硬結?
筋の短縮?
水泳に当てはめると
この研究では、陸上の選手で測定していましたが、これって水泳選手にも当てはめれるのでは?と思いました。
世界水泳を見てても、短距離選手ほどゴッリゴリのマッチョに近づきますよね。
長距離の選手だともうちょっとシュッとしている印象があります。
私も短距離選手なので、硬く伸び縮みしにくい筋肉を得られる練習をしようと思います。
けど、その硬く伸び縮みしにくい筋肉を得る方法がまだ分かっていないという(笑)
筋トレ続けます
あくまでも私の感覚的なものですけど、高負荷の筋トレによって硬く伸び縮みしにくい筋肉が得られるような気がします。
なので、今行っているウエイトトレーニングはあながち間違っていないのかな、と。
短距離の場合、全身の緊張を一気に高めて、とにかく腕をぶんまわす、みたいなとこありますからね。
運動単位をいかに多く、速く動員させるかがカギになります。
つまり、筋の神経系の活性化は必須です。そのためには高負荷のトレーニングが必要になってくる・・・のかな??
詳しく分かったらまた書きますね。
では。