どうもパパかっぱです。
東北で連続で地震が起きています。
ホントに怖い。
本能でこわいですもんね。
大脳皮質ではなく、辺縁系レベルで恐怖を感じます。
私の住むところでは特に実害はなかったので大丈夫です。
【研究内容の概要】
レジスタンストレーニング(筋トレ)は主に筋力増強や筋肥大を目的に行われます.また,筋トレの効果の一つとしてクロスエデュケーションと呼ばれるものがあります.これは,片方の腕や脚で筋トレをするだけで,何もしていないはずの反対側の腕や脚の筋力増強が生じるといった面白い現象であり,例えば,怪我や痛みなどにより筋トレが出来ない状況でも応用が期待されている現象です.
今回は,筋肉が伸びた位置でのトレーニングと筋肉が縮んだ位置でのトレーニングを週2回,5週間行い,トレーニングした腕の筋力増強および筋肥大効果と,何もしていないはずの反対側の腕のクロスエデュケーション効果を検討しました.
その結果,筋肉が縮んだ位置でのトレーニングと比較して筋肉が伸びた位置でのトレーニングでは,トレーニングした腕の筋力増強および筋肥大効果が高いことが明らかとなりました.さらに,筋肉が伸びた位置でのトレーニングでは,何もしていないはずの反対側の筋力増強(クロスエデュケーション効果)が生じることが明らかとなりました.つまり,片側の腕の筋トレにおいてトレーニング効果を高めるためには,筋肉が伸びた位置トレーニングを行うことが重要であるが示されました.これらの結果は今後,リハビリテーション現場での応用が期待できます.
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スポーツやリハビリテーションの現場では,筋力増強や筋肥大のために効果的なトレーニング処方が求められます.本研究より,トレーニングした腕の筋力増強および筋肥大効果を高めるためにはトレーニングにおいて,筋肉が伸びた位置で力を抜かないことが必要である可能性が示されました.特に,筋肉が伸びた位置での片側のトレーニングによって何もしていないはずの反対側の筋力増強が生じたことは非常に面白い発見でした.本研究の成果が実際の現場でのトレーニング処方に役立てられれば幸いです.
【研究成果のポイント】
片方の腕で5週間,週2回の筋肉が伸びる関節可動域でのダンベルトレーニングと筋肉が縮む可動域でのダンベルトレーニングを実施しました.その結果,筋肉が伸びる関節可動域でのダンベルトレーニングの方が,トレーニングした腕の筋力増強および筋肥大効果と,何もしていないはずの反対の腕の筋力増強効果が高いことが明らかとなりました.
私なりのポイント
●筋肉が伸びた位置でのトレーニングと筋肉が縮んだ位置でのトレーニングを週2回,5週間行う
→トレーニングした腕の筋力増強および筋肥大効果と
→何もしていないはずの反対側の腕のクロスエデュケーション効果を検討
●筋肉が縮んだ位置でのトレーニングと比較して筋肉が伸びた位置でのトレーニング
→トレーニングした腕の筋力増強および筋肥大効果が高い
→さらに、筋肉が伸びた位置でのトレーニングでは,何もしていないはずの反対側の筋力増強(クロスエデュケーション効果)が生じる
●筋肉が伸びた位置で力を抜かないことが必要である可能性が示された
→筋肉が伸びた位置での片側のトレーニングによって何もしていないはずの反対側の筋力増強が生じた
筋力増強・筋肥大を効率的に行うためには
私の母校の研究発表です。
筋肉が伸びた位置でトレーニングしたほうが筋力増強・筋肥大の効果があるよ、と。
ストレッチをしっかりかけてトレーニングしたほうが良いというのはトレーニーの間では有名ですね。
ケガのリスクは大きくなるので気を付けてくださいね。
この研究で面白いのは、何もしてないはずの反対側の筋力増強にも繋がったというところですね。
我々医療職であれば当たり前に知っている知識ですが、それ以外の人には意外な事実なんじゃないでしょうか。
もし何かの事情で一側しか使えない時でも、一側のトレーニングによって反対側の筋力も増えるというのは知っておいて損はないと思います。
もちろんトレーニング側のほうが増強幅は大きいと思うので、左右のバランスに気を付けながら行ってください。
参考になれば。
まとめ
伸張位でトレーニングして、効率的に筋力増強と筋肥大を目指そう。
さらに、反対側にも効果あるよ。
では。