2児のパパスイマーの“継続は力なり”!

マスターズ水泳歴12年。短時間で効率良い練習を日々研究。-理学療法士からの視点を踏まえて-

股関節を内旋させる筋肉を確認しよう ~ドルフィンキックに活かす~

どうもパパかっぱです。

 

 

先日保育園の送り迎えに行ったときにちょっとびっくりしたんですけど、最近のパパって結構鍛えてるんですかね。

 

パッと見結構良い身体つきのパパさんが多いんですね。

 

やばい、マジで負けられないですね。こればっかりは。

 

今週末に運動会があるので、短い期間ですけどさらなる筋トレに励みます。

 

 

さて、前々回からバタフライのドルフィンキックについて勉強していました。

 

そこで大事なのが股関節内旋というキーワードが出てきました。

 

内旋筋について勉強しましょう。

 

 

股関節を内旋させる筋肉

 

 

 

 

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●股関節を内旋させる筋肉は少ない。外旋のほうが数が多い。

 

●大腿筋膜張筋

 →停止部が筋膜(腸脛靭帯)

 

●中殿筋・小殿筋

 →前方部が収縮すると内旋。後方だと外旋。どちらの作用もある。

 

●大内転筋

 →内側上顆に向かう線維が内旋作用あり

 

●内旋筋の筋出力は外旋に比べて1/3と言われている。

 

 

 

ポイントは、

 

●大腿筋膜張筋、中殿筋・小殿筋、大内転筋の3つが股関節内旋させる作用をもつ

 

●股関節のアライメント(向き)によって内旋にも外旋にも働く可能性がある

 

●内旋筋の筋出力は外旋筋の1/3程度

 

ですね。

 

 

興味深いのは、中殿筋・小殿筋は筋肉の走行(前部、後部)で内旋、外旋と逆の作用をするということですね。

 

さらに、内転筋群もほとんどが外旋作用がありますが、大内転筋の膝の内側(内側上顆)につくものは内旋作用を要します。

 

骨のアライメントにかなり左右されるってことですね。

 

つまり、股関節を内旋させようとしたときに骨盤、股関節、膝関節の位置に気を付けなければ純粋な内旋は入りにくいことになります。

 

丁寧な筋出力が求められますね。

 

 

ドルフィンキックで内旋が大事

 

 

 

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以前から言っているように、ドルフィンキックを打つ時には股関節内旋が大事です。

 

これって解剖学的に考えるとかなり難しいことですよね。

 

なぜなら、アップキックで大殿筋やハムストリングスを使って股関節と膝関節を伸展させます。

 

大殿筋には外旋作用もあります。

 

つまり、大殿筋の外旋作用は極力抑えつつ股関節を伸展させ、その後ダウンキックに移行する際に股関節を屈曲・内旋させる必要があるからです。

 

文字と実際の作用だけで書いてしまうといまいち分かりにくいですね。まぁ実際の動きの中ではもっと複雑なんでしょうけどね。

 

とにかく、股関節内旋させる筋肉を意識してみるというのが大事かもしれません。

 

我々医療人じゃないと筋肉の走行なんて気にもしないですもんね。

 

ぜひ動画をみてイメージしてみてください。

 

 

まとめ

 

股関節を内旋させる筋肉をイメージできるようにしましょう。

 

では。