2児のパパスイマーの“継続は力なり”!

マスターズ水泳歴12年。短時間で効率良い練習を日々研究。-理学療法士からの視点を踏まえて-

スイマーに必要な呼吸法② ~横隔膜と骨盤隔膜(骨盤底筋群)に着目して~

どうもパパかっぱです。

 

 

前回、呼吸の基礎について考察してみました↓↓

 

スイマーに必要な呼吸法 ~基礎編:横隔膜を下げる~ - 2児のパパスイマーの“継続は力なり”!

 

 

今回はやや深く考えていきましょう。

 

 

 

 

横隔膜と骨盤隔膜の関係

 

 

shirakaba.goodtable.net

 

骨盤隔膜は「肛門挙筋(腸骨尾骨筋、恥骨尾骨筋、恥骨直腸筋)」と「尾骨筋」から形成される膜状の筋肉で、お椀のような形をしています。

 

骨盤隔膜は横隔膜と連動して収縮します。

この動画をご覧ください。

 

www.youtube.com

 

 

 

 

 

meguri-sora.hatenablog.com

 

呼吸に伴い、骨盤も動きます。

息を吸うときは骨盤(仙骨)は前傾
息を吐くときは骨盤(仙骨)は後傾

  

この仙骨は脊柱と繋がっているので、脊柱と連動して動きます。

つまり、脊柱のしなるような動きには、骨盤の動きも絶対に欠かせないのです。

 

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『隔膜』という名前がついていますね。

あの『横隔膜』と関係性の深い筋肉です。

呼吸時には、横隔膜の動きと連動します。

 

息を吸うときは、横隔膜とともに下に下がることで、臓器が下部に入り込むのを手助けしています。

 

息を吐くときは、横隔膜が挙上するのと同時に、骨盤を引き上げるように動き、胸郭が縮まるのを助けてくれます。

 

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息を吸うときに横隔膜と骨盤隔膜を下がる感覚

 

ややマニアックな話かもしれません。

簡単に書くと、“息を吸うときに横隔膜と骨盤隔膜(骨盤底筋群)を下げる感覚を得るように練習しましょう”ということですね。

 

上の動画の1”03~の部分をみるとイメージつきやすいかなと思います。

 

横隔膜が下がり、腹部の臓器が入り込みやすいように骨盤隔膜も下がります。

内臓の動きも促せるので、便秘とかにも良いんじゃないのかなーって思っています。

 

また、脊柱や胸郭にも影響を及ぼし、効率の良い姿勢に自分で近づけるかもしれません。

 

分かりにくい場合は、硬く丸めたタオルなどをお尻の肛門部分に入れて、ゆっくり呼吸すると骨盤底筋群を下がることを確認できます。

 

正直、私もまだはっきりとこの呼吸法は身につけれていませんが、頸椎の治療のためにも続けてみたいと思います。

 

さらに、スイマーにとっても空気をなるべく下方に入れることが出来るというのは、良いストリームラインをとれる条件の1つになると思っているので、ぜひやってみてください。

 

 

まとめ

 

息を吸うときに、横隔膜と骨盤隔膜(骨盤底筋群)が下がるような呼吸法を練習しましょう。

 

 

では。