どうもパパかっぱです。
先日、子供たちとプールに行ってきました。
まだ首が治っていないので、私は子供たちがバチャバチャ泳いでいる隣で90分くらいひたすら“伏し浮き”の練習をしていました。
それも60㎝のファミリープールで・・・。
子供に乗られようが引きずられようがひたすら伏し浮きです。
おそらく周りから見たら変態でしょうね。
気持ち悪いパパに見られたかもしれません。
時にはビート版をお腹の下に乗せたりなどしながら、とにかくずーっと浮いてました。
監視員さんに目を付けられると嫌なので、時折ちゃんと“生きてますよアピール”のためにちょちょっと動いたりはしていました。
呼吸と姿勢のとても良い練習になりましたよ。
やはり肺への呼吸の位置というか意識だけで姿勢って全然変わるもんですね。
“伏し浮き”めちゃくちゃ大事ですね。
普段泳げる状態だと、どうしても泳ぎたい欲求にかられてしまい、あまりこういう地味な練習ってしないですよね。
特に時間があまり取れないマスターズスイマーとかになると。
ケガをしていることに意味づけるためにも、今この時にしか出来ないことをしていき、プラスにしていきたいと思います。
さて、今日は努力呼吸の中の『努力吸気』について考えていきましょう。
スイマーに必要な呼吸法 ~基礎編:横隔膜を下げる~ - 2児のパパスイマーの“継続は力なり”!
スイマーに必要な呼吸法② ~横隔膜と骨盤隔膜(骨盤底筋群)に着目して~ - 2児のパパスイマーの“継続は力なり”!
重心と浮心に着目して水泳のバイオメカニクスを考察 ~呼吸パターンを変えて美しいストリームラインをとろう~ - 2児のパパスイマーの“継続は力なり”!
水泳で用いる努力呼吸とストリームラインの関係
努力吸気とは
●安静時呼吸とは、意識していない自然な呼吸です。
●努力呼吸とは補助呼吸筋を使った呼吸法で、「呼吸困難時や、深呼吸など深い呼吸をするとき、負荷の高い運動をしたとき」などに行われる深い呼吸です。
●努力吸気時に使われる吸気筋は、「横隔膜、外肋間筋」です。
●呼吸補助筋として『斜角筋、胸鎖乳突筋、肋骨挙筋、脊柱起立筋群、大胸筋、小胸筋、肩甲挙筋、僧帽筋、萎形筋、前鋸筋』が吸気を助けます。
●吸気時に使われる、補助筋は、「首、胸、背中」に分布します。これらは、胸郭を広げて胸腔内の陰圧を増強させることにより、吸気を助けます。
首の周囲の呼吸補助筋
http://breathok.com/respiratory-muscle
頸部にある吸気補助筋は『胸鎖乳突筋』と『斜角筋』です。
ポイントは、頸部から鎖骨や胸骨とつながっています。
つまり、これらの筋肉が収縮すると鎖骨・胸郭が上方向にあがります。
拳上・上方回旋方向に引っ張られます。
これらの筋肉を水泳で何百~何千回も使用していることで、鎖骨や胸骨のアライメントも偏移しやすい可能性はありますね。
鎖骨・胸骨のアライメントの崩れが、他の骨・筋に大きな影響を及ぼします。
これらのわずかな歪が姿勢などのクセに影響するかもしれません。
胸部の呼吸補助筋
http://breathok.com/respiratory-muscle
胸部にある呼吸補助筋は『肋骨挙筋』と『大胸筋』と『小胸筋』です。
ポイントは、肋骨につくことです。
水泳の姿勢でこれらの筋が収縮すると、肋骨が上方向にあがります。
拳上・上方回旋方向に引っ張られます。
頸部の筋と同様に、何百~何千回も繰り返し使うと、骨のアライメントにも影響を及ぼすかもしれません。
水泳における努力吸気の影響
頸部と胸部の呼吸補助筋が努力吸気によって、繰り返し収縮すると総じて鎖骨・胸骨・肋骨が上方向にひっぱられるということが考えられます。
得てして、水泳選手の呼吸というのは上部胸郭のみで行われやすく、さらに鎖骨・胸骨・肋骨の上方向へのアライメントの崩れにも影響を及ぼしているのではないか、と仮説立てます。
そこで、私は水泳選手こそ横隔膜を下げる呼吸法の取得が必要なのではないか、と考えています。
さらに、横隔膜と同時に骨盤隔膜(骨盤底筋群)も下げれると尚良しです。
さらにさらに、そうすることで浮心と重心の距離も近づき、良いストリームラインがとれるのではないかな、と思っています。
各々の筋肉のセルフコンディショニング等はまたいつか載せるとします。
おまけ
肺の動きと筋肉をビジュアルで確認したい人はこのサイトを見ると分かりやすいです↓↓
まとめ
水泳で過剰に使いやすい筋肉の位置を理解して、きれいなストリームラインに近づけよう
では。