2児のパパスイマーの“継続は力なり”!

マスターズ水泳歴12年。短時間で効率良い練習を日々研究。-理学療法士からの視点を踏まえて-

【論文考察】骨盤傾斜角と脊柱起立筋の筋活動の関係性とは

どうもパパかっぱです。

 

 

本日、35歳になりました。

 

この歳になると誕生日なんて特に思うことはないですが、マスターズスイマー的には5歳区切りはとても大きな意味を持ちます。

 

今年から35~40歳区分に上がりました。

 

マスターズ水泳の不思議なところで、年齢区分が上がったからと言って、メダルがとりやすくなるとは限らないというところです。

 

むしろ猛者たちが待ち構えていて、今まで3位以内だったのが、急にメダルがとれないことが多々あります。

 

ホント興味深い競技ですよね。

 

 

 

 

骨盤傾斜角と脊柱起立筋の筋活動の関係性とは

 

 

 

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●座位生活は現代社会で増加

 →座位は骨盤後方傾斜を引き起こし、腰椎の通常の曲線を逆転させ、椎間板圧を上昇させる

 →座位での椎間板圧は立位の3倍、側臥位の7倍

 ⇒骨盤の位置と角度は脊椎に重要な影響を及ぼす

 

●脊椎の3つの筋活動は、骨盤前傾でより高い筋活動を示した

 →座位での腸肋筋の適切な筋活動を考慮する必要がある

 

●脊柱起立筋(胸腸肋筋(IT)胸最長筋(LT)腰腸肋筋(IL))の筋活動は、骨盤前傾中に最も高い筋活動を示した

 →ITとLTの活性化は座位で最も高く、ILのそれは明確に示されていない

 

●脊柱起立筋、腸腰筋、縫工筋、大腿直筋などの筋活動は、骨盤前傾に関与する。

 

●一方、外腹斜筋、腹直筋、大殿筋、ハムストリングスなどの筋肉は、後傾に関与する。

 

 

 

 

私なりのポイントは

 

●座位生活は現代社会で増加

 →座位は骨盤後方傾斜を引き起こし、腰椎の通常の曲線を逆転させる可能性あり

 

●脊柱起立筋(胸腸肋筋(IT)胸最長筋(LT)腰腸肋筋(IL))の筋活動は、骨盤前傾中に最も高い筋活動を示した

 

●脊柱起立筋、腸腰筋、縫工筋、大腿直筋などの筋活動は、骨盤前傾に関与する。

 

●一方、外腹斜筋、腹直筋、大殿筋、ハムストリングスなどの筋肉は、後傾に関与する。

 

 

 

骨盤の動きを意識する

 

私は仕事柄、結構身体を動かすことが多いです。

 

暖かくなってきたので患者さんとの屋外歩行も積極的に行い始めました。

 

ほぼ毎日10000歩は歩いています。

 

余談ですけど、厚生労働省が推奨している歩数って知ってます?

 

身体活動・運動|厚生労働省

【身体活動量と死亡率などとの関連をみた疫学的研究の結果からは、「1日1万歩」の歩数を確保することが理想と考えられる】

 

 

ただ、現代人は座ってのデスクワークが確実に増えていることでしょう。

 

それによって、骨盤は後方傾斜を引き起こしやすくなっています

 

本来、脊柱のアライメントとしてはS字カーブを呈しています。

 

腰椎は生理的前弯があることでバランスを保ちます。

 

それがパソコン姿勢が長時間続くことで、骨盤が後傾し、胸椎もより後弯、代償として頸椎が過剰に前弯してしまいます。

 

ドルフィンキックをする上で大事なのは骨盤の前後傾運動です。

 

脚だけではなく、骨盤から連動させてキックを打つことで推進力がうまれます。

 

今回の論文の実験では、脊柱起立筋(胸腸肋筋(IT)胸最長筋(LT)腰腸肋筋(IL))の筋活動は、骨盤前傾中に最も高い筋活動を示した、とありました。

 

治療家でない限り、脊柱起立筋群を触り分ける必要も区別する必要もありませんが、ざっくり脊柱起立筋が働くと骨盤が前傾すると覚えておいて良いと思います。

 

デスクワーク中に、適宜脊柱起立筋を働かせることで、骨盤の前傾運動になります。

 

それにより姿勢も改善するし、ドルフィンキックの練習にもなると一石二鳥の運動になります。

 

●骨盤前傾:脊柱起立筋、腸腰筋、縫工筋、大腿直筋


●骨盤後傾:外腹斜筋、腹直筋、大殿筋、ハムストリングス

 

これらが骨盤の動きに関与します。

 

覚えておいて損はないかもです。

 

 

 

 

まとめ

 

脊柱起立筋を働かせて骨盤前傾の運動を普段から行おう

 

では。