2児のパパスイマーの“継続は力なり”!

マスターズ水泳歴7年。短時間で効率良い練習を日々研究。-理学療法士からの視点を踏まえて-

【論文考察】クロールでの泳ぎ出し前のバタ足は大きな減速の原因に

どうもパパかっぱです。

 

 

ジムがやっと再開になりました。

約2週間ほぼ運動せずに腕立て伏せだけしてました。

 

 

www.papakappa-swim.com

 

 

その結果・・・多分太ってきましたね。

私、太ると自分ですぐに分かるんですよ。

 

なぜなら、食べてるときにほっぺの内側を噛むんですよ。

ここ最近、数回ご飯中にほっぺたを噛みました。

 

やばいやばい。気を抜くとすぐ太る体質なんです。

元々マスターズ水泳を始めたのも太ったからですし・・・。

運動再開して痩せます。

 

 

さて、面白い論文が発表されてました。

勉強しましょう。

 

 

 

 

 

 

クロールでの泳ぎ出し前のバタ足は大きな減速の原因に

 

 

 

www.juntendo.ac.jp

 

クロールでの泳ぎ出し前のバタ足は大きな減速の原因に
~ バタ足使用がパフォーマンスにデメリットとなることを実証 ~

 

 

順天堂大学スポーツ健康科学部の武田剛准教授、および筑波大学体育系の高木英樹教授らの共同研究グループは、競泳のクロールの泳ぎ出しにおいて飛び込みやプール壁の蹴り出し後にバタ足(*1)をすると、大きく減速することを実証しました。

これまでの研究においても、クロールのバタ足は推進力への貢献よりも、水平姿勢の維持という役割が大きいと考えられてきましたが、泳ぎ出しにおけるバタ足の効果についてはよくわかっていませんでした。

今回の研究では、競技会等において実際の選手達が用いる「バタフライキック(*2)のみで泳ぎ出す」条件と「バタフライキック後にバタ足を追加し泳ぎ出す」条件を比較した結果、バタ足の追加がクロールの泳ぎ出しにとってデメリットとなることを証明しました。

 

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図2:実験で実施した2条件の平均速度の推移
両条件ともに5回目のバタフライキックまでに速度差が見られないが、バタ足の追加により平均で0.31m/sの速度差が生じ、大きな減速となること明らかになった。その後のクロール泳ぎ出しによって、「バタフライキック-バタ足」条件の速度の復帰が見られるが、減速によるタイムの遅れを取り戻すことはできない。実験データに基づくとバタ足6回中に平均で約0.21m後退することになる。

 

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クロールのバタ足は、推進力獲得にはあまり貢献しないとされていましたが、本研究により、高い速度が獲得される飛び込み後や壁蹴り後の泳ぎ出しに使用した際には、デメリットとなることが示されました。

主要動作である泳法動作の前に飛び込みや壁蹴りによって事前に高い速度(初期速度)が獲得される競泳の特性に着目し、研究グループは今後も初期速度を保つ泳技術の発見やその評価、メカニズムの解明に取り組むとともに、泳法や指導法の改善に貢献していきたいと考えています。

 

 

 

 

バタフライキックが重要

 

これは面白い研究ですね。

 

飛び込み後やターン後にはバタフライキックのみのほうが良い。

バタフライキック+バタ足だと遅くなってしまうという結果みたいです。

 

『平均で0.31m/sの速度差が生じる。・・・バタ足6回中に平均で約0.21m後退することになる』

 

ということなので、短水路で50mフリーだとすると、2回その機会(スタートとターン)がうまれるということは、約0.42m後退すると。

 

私の場合、50mフリーのベストが25”95なので、分かりやすく26秒としましょう。

ちなみに、私はバタ足は打ちませんので、バタフライキックのみの条件に当てはまります。

 

もしバタフライキック+バタ足で泳いでしまうと、0.2184秒遅くなってしまう計算です。

 

0.2秒って結構大きいですよね。

26秒キレないことになってしまいます。

わずかでも26秒をキレるのとキレないのでは気分的に大きく違いますからね(笑)

 

 

この研究結果から、スタートとターン後のキックに関しては、変えなくていいという自信にはなりますね。

 

指導にも役立ちます。

 

 

 

初心者には当てはまらないかも

 

ここで気を付けなければいけないのは、この実験の対象者が『日常的に競泳のトレーニングを積み、日本国内の全国大会規模の競技会に出場経験をもつ男性競泳選手8名を対象とした実験』ということです。

 

かなり速い人を用いての実験なので、マスターズスイマー初心者~中級者には一概には当てはまらないかもしれないということです。

 

 

個人的な意見としては、マスターズスイマーの初心者~中級者の方であれば、スタートとターン後に下手にバタフライキックを打つより、素早く浮いてすぐにクロールを泳いだ方が速いと思っています。

 

そもそもドルフィンキックってかなりスキルのいることですし、潜る深さや姿勢なども影響します。

 

初心者の方がドルフィンを打つと、結構な方で減速しているのを見受けられます。

確かにドルフィンを打った方がカッコいいし、速くなったような気がするのでやりたくなる気持ちは分かるんですけどね。

 

各構成要素に分けて、姿勢・深さ・ドルフィンの打ち方など別個に練習してから望むと良いかもしれませんね。

 

少なくとも、私がマスターズの方に指導するときにはこのように指導します。

 

 

 

まとめ

 

スタートとターン後にはドルフィンキックのみでクロールにつなげよう。

 

 

 

では。