2児のパパスイマーの“継続は力なり”!

マスターズ水泳歴10年。短時間で効率良い練習を日々研究。-理学療法士からの視点を踏まえて-

水泳競技における科学的トレーニングの重要性 ~短距離は無酸素運動??~

どうもパパかっぱです。

 

 

前回、タバタトレーニングについて勉強しました。

www.papakappa-swim.com

 

とても良い学びでした。

 

無酸素系と有酸素系のエネルギー効率の両面に対して向上がみられるとのことでしたね。

 

 

ところで、私は競泳(短距離)は無酸素運動だと思ってきましたが、果たして本当かどうか疑問が生じたので、調べてみましょう。

 

 

 

 

 

 

水泳競技のエネルギー供給について

 

 

 

 

biz.arkray.co.jp

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競泳種目においては50mから1500mまでの距離種目があり、運動持続時間にともない有酸素性および無酸素性エネルギー産生量が占める割合が図のように変化する(荻田2005)。

 

無酸素運動とも考えられがちな100mや200m種目においても、実は半分以上が有酸素性エネルギーによってまかなわれており、これらの選手においては無酸素性エネルギー生産能力(主として乳酸生産能力)と同時に最大酸素摂取量を求めるようなトレーニングも重要である。

 

また、長距離種目(400m以上)を専門とする選手においては有酸素性エネルギー供給系の向上に重きを置くことが重要となる。

 

 

 

 

私なりのポイントとしては、

 

●25m競技では、ほぼ無酸素運動

 

●50m競技では、無酸素:有酸素が7:3くらい

 

●100~200m競技では、無酸素:有酸素が5:5(6:4)くらい

 

●長距離(400m以上)では、有酸素運動が優位

 

 

ということでした。

 

 

 

 

無酸素運動だけではない

 

私は短距離しか出ない(出れない)ので、主に短距離について詳しく考えます。

 

 

上記の図から分かることは、無酸素運動と言えるのは25mまでですね。

 

私の感覚では50mまではさすがに無酸素だろうと思っていましたが、50mでも7:3くらいという驚きの事実でした。

 

100~200mに至っては、半々くらいということです。

 

勉強になりますねー。

 

つまり、50mと100mでも違う競技特性となりうることが考えられますね。

 

トレーニング方法も変えなきゃいけないんでしょうね。

 

どうりで50mフリーとバタではそれなりにタイムが出せるのに、100mになるとガクンとタイムが落ちるなーと思ってたんですよね

 

ちなみに、私のバタフライのベストは

 

2016年に出した50mバタフライ…27.55秒

 

2017年に出した100mバタフライ…1.01.07秒

 

です。

 

あまりタイムのこと詳しくないんですが、これって50mのこのタイムに対して多分100m遅いですよね!?

 

おそらく無酸素ギリギリまでならなんとか耐えれているんでしょうけど、無酸素と有酸素が混ざる種目になったとたんに遅くなってしまっているんでしょうねー。

 

まぁ、そもそも私は短距離のための練習しかしていないみたいなもんですから当たり前かもしれませんね。

 

この課題を解決するためにも、前回記事のタバタトレーニングを本気で取り入れてみようと強く思いました。

 

 

今後も競技特性に合わせたトレーニングメニューについても色々調べていきたいところですね。

 

 

まとめ

 

距離に応じた特性を理解して、それに合わせた練習メニューを取り入れていきましょう。

 

 

では。