どうもパパかっぱです。
今日は練習オフなので、久々にマインド系の記事を書いてみたいと思います。
結構力を入れて書いたので、ぜひ見てください。
時間のそれほどとれない人向けの練習方法も書いてみました。
モチベーションを上げる必要性って・・・
先日、水泳仲間と話しているときに「最近練習のモチベーションが上がらないんだよねー」という話をしていました。
そのときは特に気にもせず、そっかー、で流れたのですが、家に帰ってからふと
『ここ数年、水泳でモチベーション上げようなんて思ったことすらないなー』
ってことに気づきました。
私は医療人なので、言葉の意味に人一倍気を付けます。
そもそもモチベーションってなに??
モチベーションとは、人が行動を起こすときの原因、すなわち動機を意味する。組織の中では仕事への意欲を指し、意欲を持つことや引きだすことを動機づけと呼んでいる。
モチベーションが、個々人の意識に関する概念であるのに対し、モラールとは集団的な感情や意識に対して使われる概念といえる。
動機づけらしいです。
『要因⇒行動』を起こしてそれを持続させる内的過程のこと、ですって。
なんか・・・難しいですね。
イメージとして、“うんしょ!”って気合いいれなきゃダメみたいな感じありますよね。
ここ数年で至った私の考えは・・・真逆です。
上がったら下がる、なら上げないほうが良い
中学生くらいの頃に自分で『人生ゼロの法則』ってのを見出したんですよね。
良いことがあったら、必ず悪いことがあって、結局ゼロになると。
そんなことばっかり考えてた少年期でした。(そのころから性格ひん曲がってたな・・・)
以前から何度も書いてますが、我々マスターズ水泳は一部の人を除けば趣味です。
そう、ただの趣味なんです。
基本的には本業があって、その他のプライベートな時間をつかっての楽しみです。
仕事しながら特定の日にベストを持ってくるってのは至難の業だと思うんですよね。
急な仕事が舞い込んで来たり、嫌な上司にストレスをかけられたりするわけじゃないですか。
プロとなると、どうしても結果を出さなきゃいけないので、特定の日にドンピシャに合わせなければいけないでしょうが、我々マスターズスイマーは、数回くらい失敗したって構わないわけですよね。
むしろ、失敗したりベストでなかったほうが、その日の夜の酒はうまかったりしませんか(笑)
言い訳の嵐じゃないですか。
まさしくマスターズスイマーの醍醐味なんですよね。
私も3年前?に100m個人メドレーで人生初の失格になったときは、もはや笑っちゃいましたもんね。
一生懸命泳いだ後に「失格です」と言われ、さらに記録も残らないって、結構酷ですね(笑)
話を戻しますと、毎回書いてますけど、練習なんて日常に落とし込んでしまえばいいんですよ。
レースもです。
- 毎朝、淡々と同じメニューの筋トレをする(10~15分)。
- 淡々とスイム練習し、その短い時間の中で超集中して一つのテーマだけを取り組む(25~30分)。
- 淡々と筋トレをし、必要な筋肉を鍛える(25~30分)。
これを数年間ずーっと繰り返すだけです。
今日は行きたくないな、とかならなくなりますから(笑)。
もはや歯ブラシする感覚と一緒です。
うわー、今日歯ブラシする気分じゃないなー、ってないですよね?
そうすれば、別に大会もいつもの練習のようにフルパワーを出せば、勝手にベストが出るってなもんです。理想的にはですけどね(笑)
とか言っても、大会前は緊張しますし、テンションはあがりますよ。
けど、私はテーパー(調整)もしません。
大会前でも淡々といつものメニューを繰り返すだけです。
経験的にそのほうが良い気がするんですよね。
変に気負って、いつもやらない練習とかするより、自分の身体に注意をより繊細に向けた方がよっぽどいいと私は思っています。
継続するためには・・・【30分練習法】
継続するためのコツとしては、いつも書いているように
徹底的に短時間・効率的!!
これに尽きます。
頑張らない。波風立てず、ふわーっと毎日練習する。
しんどいと絶対続かないですから。
その変わり、20~30分だけは集中します。
あと、20分前後だと、多少身体的にしんどくても耐えれます。
正直、私も朝の筋トレで身体がしんどいなーって日、多々あります。
しかし、まぁ5分耐えりゃ終わるしな、って500回くらい思ってたら、自然と2年間、毎朝筋トレ続いてました(笑)
ツイッターとかで他のスイマーさんの練習とか見てると数時間で5000m前後とか普通に練習してますよね。
あれは純粋にすごいなーって思います。
私には無理ですね。
そもそも私は小学6年までしか本格的な水泳してませんから、そんな長い距離泳ぎたくないんですよね(笑)
昔からスプリンターでしたし。
大学とかまでバリバリやっていたというエリートスイマー達に、なんとかこの【30分練習法】で勝ちたいなーと思って日々練習しております。
70歳くらいになったら追いつけるかな!?(笑)
実際、長時間の練習は身体的には可能でも、そもそも集中力が続かないです。
練習中、ずーっと身体に注意向けながら色々考えてますかね。
壁の蹴る角度が・・・、広背筋を働かせるための肩甲骨の位置が・・・、ヒラメ筋をもう少し収縮させて・・・などなどなどなど。
そもそも私、昔から集中力がないんですよね。
おそらく30分くらいが限界でしょうね。
故に、今の練習の形が出来たのかもしれません。
同じような人がいたらぜひ実践してみてください。
為末大さんの考え
私ごときのへっぽこスイマーの考えなんて戯言に過ぎません。
プロの考えはどうなんでしょうか??
僕、イメージなんですけど、自分のことを犬かロボットのようなものだと思っているんです。
――犬か、ロボット。
はい。というのも、訓練された犬は呼べば小屋から出てきてワンワン吠える。ロボットも動いてほしいようにプログラミングすれば、そのとおりに動いてくれますよね。
――自分の意思はコントロールできる、ということでしょうか?
どうすればそういう環境に自分の身を置けるかを考えるのは、大事だと思うんです。例えば、映画館でおじいちゃんばかり登場する映画を観たお客さんが、映画館から出てくるまでの時間を計測する実験があるのですが。
――どんな結果になるのでしょうか
歩くスピードが普段よりもゆっくりになるんですよ。
――えっ、そうなんですか?
逆に、子供が登場する映画だと早く歩くし、ヤクザ映画やヤンキー映画だと肩で風を切って歩いてくる(笑)。
――なるほど(笑)。
僕は認知科学が好きなのですが、人間って自分が思うほど自分の意思なんてものがなくて、モードに引っ張られやすい。これっておもしろいですよね。
一方で、「モチベーションが上がらない」という言葉があるように、みんなモチベーションが下がったらもう自分には抗えない……と思い込んでいるフシもある。でも、映画1本で無意識に行動が変わってしまうくらいなんだから、そんなことはないですよね。
こうして考えてみると、モチベーションを上げるために自分にできることって、本当はもっとたくさんあるんじゃないでしょうか。直接的にではないにしろ、自分にやる気を出させるスイッチを押すような。例えば、『ロッキー』のテーマを聴いたり(笑)。
――それは、わかりやすくやる気が出ますね(笑)。ロボットの例えで言えば、プログラムを動かすプログラムを頭の中で書くようなイメージでしょうか。
そう、そんな感じです。実験室のモルモットを観察したところ、Aのエサを与えると顔をこすり、Bのエサを与えると後ろ足で地面を蹴ることがわかったとします。このように、さまざまな刺激に対する反応を、ひととおり試しておく。
そして、このラットも自分なんです。僕は観察者でありながら、ラットでもある。そうやって、ラットがどんな状況で、どう反応するかについてのノウハウやテクニックを、経験から引き出しながら、ラットに思い通りの行動をさせます。そうすれば、「モチベーションが下がる」ことを防止できますよね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
――先ほどおっしゃっていた「先手を取る」意識は、モチベーションにも関係しそうですね。モチベーションが下がりそうな自分に対して「先手を取る」といいますか。
たしかに、そうですね。人間はどうしても外部の環境に依存しますから。そうすると、より自分が身を置きたい環境を引き出すにはどうするべきかを考えるようになる。悩んだりしないためにも、「考える」という行為は重要だと思います。
――為末さんはやはり、考えるのがお好きなんですか。
好きですね。好きじゃなければ、こんなにずっと考えていられないです(笑)。
やはり、プロのなると自分の意思をコントロールするためにどうすれば良いか、に時間を割くんですね。
そりゃそうですよね。人生かかってますしね。
我々には想像もつかないような努力もしてるでしょうし、プレッシャーも半端ないでしょうし。
プロはプロ!
割り切りましょう(笑)
ただ、へっぽこでも『考える』ってとこだけは続けていきたいですね。
仕事でもプライベートでも、ひたすら考え続けることは大切です。
まとめ
無風スイマーとして、これからも淡々と続けます。
モチベーションは常に一定です。
練習は30分以内に収めます。
少しでも参考になれば。
では。