どうもパパかっぱです。
先日、お米の精米をしようと30㎏の米袋を運んでたところ、治りかけていた左肩の腱板損傷を再負傷してしまいました・・・。
最悪です。
痛くて左肩外転できなくなりました。
また練習が遠のきました・・・。
ホント怪我はやっかいですね。気を付けます。
引き続き、クロールの筋活動シリーズです。
今回は『クロール 泳時の全身筋活動』の
G.内腹斜筋
H.多裂筋
です。
図は引用できないので、図を見たい方はぜひ原著を読んでください。
※
Entry ;入水( 0)から最深点までを三等分し,入水から三分の二まで ( オ
レンジ線)
Pull ; Entry と Push 以外の水中局面
Push ;最深点から離水(緑線)までの後ろの 2/3
Recovery ;離水(緑線)から再入水( 100)まで
p12にある【図 8 期分け】をみるとイメージつきやすいです。
クロール 泳時の全身筋活動④ ~内腹斜筋、多裂筋~
https://core.ac.uk/download/pdf/159504273.pdf#search='%E6%B0%B4%E6%B3%B3+%E8%AB%96%E6%96%87'
【内腹斜筋に関する考察】
右の内腹斜筋は骨盤に対して胸郭を右回旋方向に動かす 筋である . 外腹斜筋と内腹斜筋の活動を重ねた波形を 図 21 に示す.
外腹斜筋に関する考察で述べた様に,右手がPull期になるときには身体は左回旋する.その後,左手が入水してくるため,体幹は右回旋すると考える.そのため体幹右回旋 に伴って 右内腹斜筋が活動 し ていると考える.
期間の比較では,手の軌跡を中心に期分けしているため,期間での有意差は見られなかったと考える.
【多裂筋に関する考察】
他の上肢の筋とは異なり,特徴的な活動のピークが見られるわけではく,断続的に活動していることから, 多裂筋の活動はキック動作と関連していると考える.
キックには 2 ビート, 4 ビート, 6 ビートとあるが[40], 1 ストロークの間に左右 3 回ずつキックを打つ 6 ビートが主流となっており,本研究の被験者も全員が 6 ビートキックを使っていた.
図 23 にキック時の足(外果)の軌跡を多裂筋の活動を示す. 図 23からわかる通り,同側下肢のアップキック時に多裂筋も活動していると見られる.骨盤を中心に考えると,アップキックで生じる時計回りの力の反作用として反時計周りの力を生じる必要がある.そのために,同側の多裂筋が活動し腰椎を伸展方向へ動かそうとし,腰部の屈曲と伸展の バランスをとっていると考える( 図 24).
G.内腹斜筋
ポイントは、
・右内腹斜筋は、骨盤に対して胸郭を右回旋方向に動かす
・右手がプル期のとき、外腹斜筋によって身体は左回旋する。その後、左手が入水するに伴って、右内腹斜筋の活動とともに体幹右回旋する
内腹斜筋は外腹斜筋と対で考えるべきですね。
右外腹斜筋で骨盤を左回旋させるも、右内腹斜筋で体幹を右回旋させることで、絶妙なバランスをとっているんでしょうね。
ただ一方が強い方が良いというわけでなく、外腹斜筋・内腹斜筋がタイミングよくバランスをとりながら活性化することが大切です。
H.多裂筋
ポイントは 、
・断続的に活動している
・キック動作と関連している
・同側下肢のアップキック時に多裂筋も活動している
・腰部の屈曲と伸展のバランスをとっている
キック動作と関連が深いみたいです。
アップキックのときに生じる力を、反作用的に抑えるために働くようですね。
多裂筋はリハビリでもとても大切な筋肉です。
体幹深部筋として、体幹を安定させてくれます。
さらに、脊柱を抗重力方向へ導いてくれます。
つまり、まっすぐな姿勢には不可欠な筋肉ですね。
まとめ
内腹斜筋と多裂筋の役割を理解しましょう。
縁の下の力持ち的な役割かもしれません。
では。