2児のパパスイマーの“継続は力なり”!

マスターズ水泳歴12年。短時間で効率良い練習を日々研究。-理学療法士からの視点を踏まえて-

横隔膜と姿勢制御の関係

どうもパパかっぱです。

 

 

ここ最近ずっと筋トレばかりしていたら、気づいたら6月も後半。

 

はっ!7月2日にレースあるんでした。

 

全然スイム練習できない。

 

ただ、これはこれで良い実験です。

 

スイム練習をあまりしない中で挑んだレースで、ベストがでたらそれはそれで新発見ですからね。

 

楽しみです。

 

 

 

 

横隔膜と姿勢制御の関係

 

 

www.youtube.com

 

●APAs(先行性随伴性姿勢調整)と横隔膜の関係を知りたかった

 →横隔膜は主要な吸気筋であることに加え、姿勢の安定性にも寄与している

 

●上肢の急速な動きに対する準備的姿勢調整の一因として、横隔膜の収縮が生じたかどうか

 →横隔膜EMG、三角筋EMG、各圧力を測定

 ⇒横隔膜EMGは、三角筋EMGが観察される前に増加(呼吸の位相に影響されない)

 ⇒腹腔内圧は上肢運動に先行して増加した

 ⇒腹腔内圧の増加に先行して、横隔膜EMGが増加した

 

●上肢の運動開始前に横隔膜が収縮し、それが腹腔内圧の上昇に寄与することを示した

 →体幹の安定性に寄与する

 ⇒横隔膜は姿勢制御にも寄与している

 ⇒横隔膜の姿勢機能が呼吸活動を妨害している可能性も示唆

 

 

 

 

私なりのポイントは

 

●上肢の急速な動き

 →横隔膜EMGは、三角筋EMGが観察される前に増加(呼吸の位相に影響されない)

 →腹腔内圧は上肢運動に先行して増加した

 ⇒腹腔内圧の増加に先行して、横隔膜EMGが増加した

 

●上肢の運動開始前に横隔膜が収縮し、それが腹腔内圧の上昇に寄与することを示した

 →体幹の安定性に寄与する

 ⇒横隔膜は姿勢制御にも寄与している

 ⇒横隔膜の姿勢機能が呼吸活動を妨害している可能性も示唆

 

 

 

横隔膜は姿勢の安定にも関与している

 

また難しい言葉が多々出てきますね。

 

EMGとは表面筋電図のことです。

 

ペタッと身体の表面(測定したい筋肉)にシールを張って、その筋肉が収縮するタイミングをみれます。

 

横隔膜は深層の筋なので、果たしてEMGで正確な筋電図がとれるのかどうか、というのはよく議論されますが、まぁそこは置いといて・・・。

 

今回の研究では、上肢の急激な運動を起こす。

 

当たり前に働くのは主動作筋である三角筋ですね。

 

ただ、実は三角筋が働く前に横隔膜が働くって言うんですねー。

 

それが腹空内圧を高めて、姿勢を安定させると。

 

つまり、横隔膜は姿勢制御にも関与しているんですね。

 

よく腹横筋などは言われますが、横隔膜も関与しているとなると面白いですね。

 

臨床的にも納得のいく結果です。

 

呼吸が下手な患者さんとかは、姿勢が安定してないし、バランスも悪かったりするんですよね。

 

呼吸と体幹機能って切っても切り離せないものなんです。

 

 

私は水泳に置いて横隔膜を使った呼吸がとても大事だと思っています。

 

横隔膜は息を吸いこむだけではなく、姿勢の安定にも寄与している。

 

ここをうまく使えないと、姿勢はブレるし、安定した呼吸もできないかもしれませんね。

 

横隔膜が硬くなるって結構臨床的にもありますからね。

 

表面の腹直筋の短縮であったり、胸郭の可動性低下でも起こり得ます。

 

原因をしっかりと探して取り除き、横隔膜を上手に使えるようになりたいですね。

 

私は毎朝、横隔膜トレーニングをしていますよ。

 

以前にも紹介しましたが、パワーブリーズを使用しています↓↓

www.papakappa-swim.com

 

負荷は大きいですが、なるべく横隔膜を下げながら吸気トレーニングしています。

 

 

これはマジでおススメです。

 

 

まとめ

 

横隔膜をしっかりと使い、安定した姿勢を保てるようになりましょう。

 

では。