どうもパパかっぱです。
私事ですが、今月いっぱいで現在の職場を退職し、新たな職場で働きます。
私は4年ほど前から金融リテラシーを上げるためにお金の勉強を始めました。
ファイナンシャルプランナー3級を取得し、実際に投資を始めてみました。
今切実に思うのは、もっと早く始めていれば良かったと思いますね。
お金ってただの手段で、働く目的とはなり得ないと思うんですよね。
私の場合、人生で一番大切なのは『時間』です。
子供と遊ぶ時間、水泳のための時間、筋トレの時間。
自由な時間を得るためにお金が必要になります。
我々庶民は働いた時間をお金に換えてますが、知識がある人はお金に働いてもらってお金を稼ぐんですよね。
そうすることで自分の自由の時間が増えると。
お金持ちは、お金の本質を知っているので一生お金持ちなんですよね。
日本の金融教育はめちゃくちゃ遅れています。
むしろ、国としては黙ってサラリーマンとして働いてくれていた方が安定した税収が得られるのでそのままにしておきたいのが現状です。
うちは、私と、嫁さんと、パートさん(株式)の3人働き手がいます。
私も嫁さんも物欲があまりないので、今は資産形成に当てています。
目標は、40歳でサイドFIREですかね。
時間と言っても、単純に労働に費やす時間だけではなくて、嫌な職場・嫌な上司などいる場合、そこに費やすイライラの時間ももったいないです。
大体、ずっと同じ職場にいるダメなやつなんてのは、その場での価値観でしかないから何言っても無駄なんですよね。
そんなのにエネルギーを費やすくらいなら、職場なんて変えた方が良いと個人的に思ってます。
終身雇用なんて昔の価値観で、今はどんどん自分のやりたいことにチャレンジするべきです。
前置きが長くなりましたが、興味深い論文を見つけたのでお勉強です。
水泳選手のパフォーマンスは競技歴8年で最高レベルに到達
水泳選手は男性、女性ともに、競技歴が約8年になった時点で、パフォーマンスが最高レベルに到達することを示唆するデータが報告された。欧州水泳連盟の20年間、約60万人、3,700万回の公式データベースの記録を解析した結果、明らかになった。
【水泳選手が最高のパフォーマンスを発揮する期間は2.6年間】
一部のスポーツでは、アスリートとして世界的なレベルで活躍するために、身体的に最もハイパフォーマンスを発揮し得る年齢に狙いを定め、小児期から例えば10年間というスパンの計画的なトレーニングを行う戦略がとられることがある。水泳は、テクニカルな面と、長年のトレーニングの蓄積で得られる持久力の双方が成績に影響するという特徴があり、そのような長期的計画に基づく育成戦略のメリットがより生きてくる可能性がある。長期的なスパンでの育成戦略を立てるに際しては、年齢が重要な鍵を握る。アスリートのパフォーマンスに影響を与え得る年齢に関する指標としては、実年齢(chronological age.暦年齢)、相対的年齢(relative age.早生まれや遅生まれを考慮する年齢)、そして競技年齢(competition age.競技歴)が挙げられる。今回紹介する論文の研究では、これら三つの年齢と、水泳選手が最高のパフォーマンスに到達したタイミングとの関連を検討している。
なお、世界的な成功を収めたスイマーの多くは21~26歳の間にベストタイムを記録し、その前後の最高のパフォーマンスを発揮し得る期間は平均2.6±1.5年と報告されているという。
【過去20年間の選手のパフォーマンスを評価】
研究のためのデータは、欧州水泳連盟(Ligue Européenne de Natation; LEN)の公式データベースを用いて、2000~19年の20年間、58万8,938人(平均年齢14.2±6.3歳〈男性15.9±5.8歳、女性14.7±4.7歳〉)、3,668万7,573回のレースの記録を解析対象とした。
【FINAポイントと年齢に関する指標との関係を分析】
各選手のパフォーマンスは、国際水泳連盟(Fédération Internationale de Natation;FINA)の公式指標である「FINAポイント」で評価した。FINAポイントは、その時点の世界記録を分子、選手のベストの記録を分母にとり、千分率で表した値。評価時点で世界トップに立つ選手は1000ポイントであり、その記録よりベストタイムが1割長い選手は909ポイントとなる(1÷11×1,000)。この方法で、約60万人の選手のFINAポイントを算出した。解析したのはすべての種目・レース距離であり、前述のように20年間で約3,700万回分のレース記録が解析された。なお、各カテゴリー(種目・距離)の平均記録から3標準偏差以上長いタイムは、外れ値として解析から除外した。
【FINAポイント900点台の選手の暦年齢と競技歴】
男性選手:全種目平均では、23.5歳、競技歴7.7年で自己ベストに
解析対象者のうち男性選手は30万6,877人だった。FINAポイントに基づき、900点台、800点台、700点台…と10段階に分類すると、トップのカテゴリーである900点台は、155人(0.05%)だった。なお、該当選手が最も多い層は200点台であり、18.2%が含まれていた。
FINAポイント900点台の選手の平均年齢(暦年齢)は23.5±3.6歳、競技年齢(競技歴)は7.7±4.2年だった。
後述するが、暦年齢、競技歴、相対的年齢のうち、ベストタイムに最も安定した影響を及ぼしていたのは競技年齢であり、種目別にFINAポイント900点台に該当する選手の競技年齢を解析した結果は以下のとおり。バタフライ10.0±3.7年、背泳8.9±4.1年、平泳ぎ6.2±3.0年、フリースタイル8.9±4.1年、個人メドレー9.3±6.1年。
女性選手:全種目平均では、21.4歳、競技歴8.0年で自己ベストに
次に女性選手の解析結果をみると、全体で28万2,091人であり、FINAポイント900点台は111人(0.04%)だった。該当選手が最も多い層は300点台であり、20.8%が含まれていた。FINAポイント900点台の選手の平均年齢(暦年齢)は21.4±2.7歳、競技年齢(競技歴)は8.0±3.2年だった。種目別にFINAポイント900点台に該当する選手の競技年齢を解析した結果は、バタフライ11.0±4.6年、背泳7.4±2.7年、平泳ぎ9.4±3.8年、フリースタイル8.6±3.1年、個人メドレー8.4±1.9年。
【競技歴は男女すべての種目の成績に安定した影響】
競技年齢は、男性選手と女性選手のベスト記録(全種目平均のβ値が男性・女性ともに0.34)、およびレース距離別のベスト記録(β=0.19~0.33)に、安定した影響を示していた。また、レース距離が長いほど暦年齢の影響が低下し(β値が0.4から-0.13に変動)、相対的年齢の影響が増加(β値が0.02から0.11に変動)するという傾向も認められた。著者らは、「本研究での解析結果は、特定のパフォーマンスレベルに到達するために必要な競技年数の現実的な目標を設定するために援用可能と考えられ、選手育成の指針の確立に寄与する可能性がある。今後の研究では、キャリアの途中で目標とする種目の泳法やレース距離を変更した場合に、ベストパフォーマンスにどのように影響が生じるかといった解析が必要だろう」と述べている。
私なりのポイントは
●世界的な成功を収めたスイマーの多くは21~26歳の間にベストタイムを記録
→その前後の最高のパフォーマンスを発揮し得る期間は平均2.6±1.5年
●男性選手:全種目平均では、23.5±3.6歳
→競技歴7.7年±4.2年で自己ベストに
●女性選手:全種目平均では、21.4±2.7歳
→競技歴8.0±3.2年で自己ベストに
●特定のパフォーマンスレベルに到達するために必要な競技年数の現実的な目標を設定
→選手育成の指針の確立に寄与する可能性
子供の育成に活かす
この論文はとても興味深いものでしたね。
私にとって新たな切り口でした。
世界的な記録を狙うスイマーは21~26歳が多かったと。
こう見るとやはりスイマーって短命ですよね。
プロスイマーなんて多くないでしょうから、セカンドキャリアとか考えるの大変そうですね。
まぁ我々マスターズスイマーの多くは、この年齢以上いっている人が多いと思うのであまり関係ないですね。
歳をとっても自己ベスト、ってのがマスターズスイマーの共通目標なので、まぁ年齢はあまり気にしない方がいいでしょう。
データとしてこういうのがあるってのは頭に入れておいても良いかもです。
面白いのは、男女とも大体競技歴としては、8年±4年くらいで自己ベストに達するとのデータです。
早く始めれば良いってもんでもないってことですね。
競技歴とのことなので、おそらく本格的に始めてからのことなのかなと思いますけど、思ったより短かったですね。
まぁ13歳から始めたとして8年後の21歳。
たしかにベストパフォーマンスの年齢と一致しますね。
これを見て個人的に思うのは、小さい頃からガリガリやらなくても良いんじゃないかな、と思いますね。
私も小学校低学年から選手コースにいかされて、殴られて泳がされてましたけど、めちゃくちゃ水泳嫌いでしたしね。
結局中学に上がると同時に辞めちゃいました。
私の子供も水泳連れて行ってますけど、強制したことは一度もありません。
楽しくしてくれてればいいです。
競技と呼べるレベルでもないです。
息子に至っては、サッカーやバスケなど色々興味があるみたいなので、数多く経験させてあげたいなと思っています。
小さい頃は様々な運動経験を積んだ方が、色々な経路のシナプスが繋がって良いんじゃないでしょうか。
とても面白い論文でしたので、指導者の方や親御さんなど参考になれば。
まとめ
ベストなパフォーマンスへの軌跡を知り、選手育成の指針に活かそう
では。