どうもパパかっぱです。
昨日はスイム練習です。
アップ 200
スイム(Fr) 100×2(2”00)
(Fly) 100×2(3”00)
ドルフィン 50×4(1”00)
ダッシュ(Fly) 25×1
50×1
ダウン100
計975m 時間:約25分
呼吸について調べていたら面白い論文をみつけました。
前回記事↓
広背筋と呼吸機能の影響
今回、強い運動強度において呼気に活動するという広背筋(以下LD)に着目し、健常人を対象としてLDの筋力・筋持久力の増加が換気に与える影響について検討し、若干の知見を得たので報告する。
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MVVが増加した理由として、呼気時に腹直筋とともに筋力と筋持久力が増加(90%増)した広背筋との同時収縮による活動が影響したと考えられる。これにより筋疲労による経時的な腹腔内圧の減少が抑えられ、横隔膜の挙上や肋骨の引き下げを補助し、呼気量を増すよう作用したと推察される。
したがって広背筋の筋持久力の増加は、努力性の最大換気時に呼気補助筋として有効に作用していると思われる。
呼吸器疾患の症例を対象として考えた場合、呼吸不全の原因として胸郭のポンプ機能不全があげられるが、広背筋単独の筋持久力の増加は低換気を改善させる可能性が示唆される。
広背筋は呼吸にも大事
この論文の大事な部分を簡単にまとめると、
- 呼気時には腹直筋と広背筋の同時収縮による活動が影響する
- 筋疲労による経時的な腹腔内圧の減少が抑えらる
- 横隔膜の挙上や肋骨の引き下げを補助し、呼気量を増すよう作用
- 広背筋の筋持久力の増加は、努力性の最大換気時に呼気補助筋として有効に作用
です。
広背筋も呼気補助筋として働くんですね。
あまり、そういう視点で広背筋を考えたことなかったので、とても勉強になりました。
腹直筋との同時収縮ってとこもポイントですね。
同時収縮することで、体幹中枢部が安定するため、胸郭の動きにも影響がでてくるのかなと考えました。
肋骨の引き下げにも広背筋が大事だった
さらに、私的に一番の収穫は
『横隔膜の挙上や肋骨の引き下げを補助し、呼気量を増す』
ってところですかね。
これって前の記事で書いた
- 空気をなるべく腹部の方へ、さらに肋骨を下方回旋(下方にねじれる)させる
→下部体幹が浮きやすくなる
⇒きれいなストリームラインができる
ってところとかなりリンクしてますよね。
これを書いた時には、肋間筋や腹筋群のことを考えていたのですが、広背筋もここに関与してくるってのは、目からウロコですね。
広背筋については↓
スピード出すにも広背筋のトレーニングを
広背筋って水泳でとても大事な筋肉だと思います。
大きな推進力を出すキーマッスルといっても過言ではないでしょう。
大きなパワーも生み出しつつ、呼気にも影響するとなると、鍛えない手はないですよね。
チンニング(懸垂)、しましょう!
少しでも参考になれば。
では。