どうもパパかっぱです。
今日はスイム練習です。
アップ 200
スイム(Fr) 100×2(2”00)
(Fly) 100×2(3”00)
キック(Fly) 50×4(1”10)
ドルフィン 50×2(1”10)
ダッシュ(Fly) 25×1
50×1
ダウン 100
計1075m 時間:約25分
鼻水がダラダラでて、ずーっと眠たいんですよ。おそらくアレルギーだと思います。
調べたら今の時期は『ブタクサ』花粉ってのが飛んでるみたいです。
はぁ・・・体調悪いと、スイムの感覚も鈍くなってしまうから早く良くなりたいものです。
さて、興味深い研究結果をキネシオロジーで見つけました。
肘屈曲と肩伸展の組み合わせ
多関節筋である上腕二頭筋:肘屈曲を肩の伸展と組み合わせることの生理学的利点
上腕二頭筋は、多くの関節にまたがって力を生じることのできる多関節筋である。
肩の伸展に肘の屈曲を組み合わせる運動は、上腕二頭筋発生の肘屈曲トルクを生じるのに自然で効果的な方法である。
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重量物を体側に引き上げるような動作の際、上腕二頭筋は肘の屈曲を生じる一方で、同時の肩伸展により引き伸ばされる。その結果、三角筋後部線維の収縮により上腕二頭筋の最終的な短縮は減少する。
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三角筋後部線維は大きな力を要する引っ張り動作では強力な肩伸筋として働く。そのうえ、三角筋後部線維は、肘屈曲運動を通して、上腕二頭筋の最適な収縮速度や長さのコントロールを補助している。
三角筋後部線維は、とくに高度なパワーを要する動作では肘屈筋の大変重要な共同筋である。
(筋骨格系のキネシオロジーより一部抜粋)
どういうこと??
難しいですかね。
簡単に説明すると、
上腕二頭筋が単独で収縮するより、三角筋後部と同時に働くことで、収縮速度も速くなるし、上腕二頭筋の長さも保たれつつ収縮できる、ということです。
関節運動としては肩関節の伸展+肘屈曲ですね。
この組み合わせによって、三角筋後部と上腕二頭筋により、強いパワーを発揮できるということです。
バタフライへの応用
これをわが友(敵!?)のバタフライへどう臨床応用できるかと考えてみます。
この記事にも書いています↓↓
ぜひ0:08~0:38秒のところだけでも見てみてください。
ってか、マイケル・フェルプス選手の肩と胸椎の可動性、やばいでしょ。
笑っちゃうくらい可動性ありますね。
この動画と上記の知識を組み合わせて考えると、
●両手の入水後、なるべく肩を伸展(胸椎の伸展も含め)させる
→上腕二頭筋の働きを助ける
→強い肘屈曲が可能になる
→水を強くかける
⇒速く泳げる
という仮説がたてられませんかね。
私が勝手に考えた仮説なので、合ってるかどうかはわかりませんよ。
臨床家のPTはこうやって今ある知見・知識を臨床にどう生かすか、ってのを色々模索するのが楽しいんですよ。
もはや妄想癖と言っても過言ではないかもしれません。
妄想に終わらないよう、仮説検証作業は必ずしますけどね。
話を戻すと、フェルプス選手ほどの肩~胸椎の可動性は無理だとしても、少しでも近づけられたら、力強く泳げるのではないかな、と勝手に考えました。
解剖生理学的にも有利
この記事にも書きました、SSC(ストレッチ・ショートニング・サイクル)の観点から考えても確かに上腕二頭筋は働きやすくなることが分かります↓↓
説明すると、
●上腕二頭筋(長頭)は肩甲骨関節上結節につく(簡単に言うと肩甲骨につきます)。
→肩を伸展すると、上腕二頭筋は伸ばされる
→筋が伸ばされることで伸張反射が起きる
⇒伸張反射により、上腕二頭筋は収縮(縮む)する
故に、肩が伸展すると上腕二頭筋が働きやすくなる、という原理です。
(起始)
長頭は、肩甲骨関節上結節に付着。
短頭は、肩甲骨の烏口突起に付着。
(停止)
長頭は、橈骨粗面、
短頭は、橈骨粗面、上腕二頭筋腱膜に付着。
実感としてあったようです
自分自身覚えていなかったのですが、過去記事に三角筋後部の大事さを語っていました(笑)
すばらしい!!(自画自賛)
鍛え方等も載っています↓
三角筋後部を鍛えるのって結構苦労します。
肩トレのあと、いつもめちゃくちゃ筋肉痛がきます。
鍛えにくい部位だからこそ、丁寧にやりたいですね。
まとめ
やはり、筋トレと水泳。
セットでやっていたほうが色々気づきの幅が増えます。
筋肉痛から学ぶことも多いです。
みなさん、ぜひお試しあれ。
少しでも参考になれば。
では。