2児のパパスイマーの“継続は力なり”!

マスターズ水泳歴12年。短時間で効率良い練習を日々研究。-理学療法士からの視点を踏まえて-

クロールにおいてローリングのメリット

どうもパパかっぱです。

 

 

 

今のところ『2021 イーハトーブマスターズ 水泳盛岡大会』は開催予定です。

 

岩手マスターズ水泳協会

 

今後コロナでどうなるかまだ分かりませんけどね。

 

毎年11月に行われていましたけど、今年は10月なので注意が必要です。

 

今まで筋トレばっかしてましたけど、10月に向けて徐々にスイム練習もぼちぼちし出しました。

 

 

さて、皆さまはクロールのローリングって意識しますか?

 

私はあまり意識してのローリングしない派なのですけど、ちょっと勉強してみましょう。

 

 

 

 

 

クロールのローリングのメリット

 

 

 

 

www.youtube.com

 

●短距離であれば最小限のローリングは必要だが、やり過ぎない方が良い

  →大きすぎるとテンポがあげにくい

 

●ローリングのメリット

 ①遠くの水をつかむ

 ②肩にかかる抵抗が減る

 ③出力が上がる

 

●ドリル練習:ビート版2枚を足で挟む

 →足を浮かす感覚

 →下半身のローリングが大きくなりすぎないように

 

●ドリル練習:ショルダータッチクロール

 →肩甲骨を寄せて、水面に肩を出す

 →過度にローリングをせず、肩を寄せる

 

●ドリル練習:プルブイを使用し片手クロール

 →広背筋を使って身体全体でストロークする

 →ローリングのスイッチは速く、反対の手も繋がるようにリカバリー

 →水の上に乗るような動き

 

 

 

 

私なりのポイントは

 

●ローリングのメリットとしては

 ・遠くの水をつかむ

 ・水面上に肩が上がっている分、肩にかかる抵抗が減る

 ・出力が上がる

 

●下半身のローリングが大きくなりすぎないように

 

 

●広背筋を使って身体全体でストロークする

 →ローリングのスイッチは速く、反対の手も繋がるようにリカバリー

 ⇒水の上に乗るような動き

 

 

 

スイッチを速くテンポを上げて

 

動画の11”20~のプルブイを使用した片手ストロークのドリル練習はとても良い練習になるなと思いました。

 

広背筋を使って一気に水をかき、スイッチを速くして反対の上肢のリカバリーに繋げる練習ですね。

 

私の感覚ですけど、ローリングで一番大事なのはテンポをあげれるかどうかだと思うんですよね。

 

ローリングせずに肩がまっすぐな状態で腕を回した方が単純に速く腕は回せます。

 

ただそれだと肩回り、特に三角筋の負担が大きいし、肩関節の関節包とかにも負担がかかってしまいそうですね。

 

適度にローリングを行い、反対の手が素早くリカバリーできるような感覚が必要になってきますね。

 

動画では広背筋をキーマッスルとして挙げていました。

 

塩浦選手も広背筋は大事と言っていましたねー。

www.papakappa-swim.com

 

やっぱ広背筋大事なんですよね。

 

そもそもでかいし、腰部・骨盤帯から上腕骨につくので、筋の長さのメリットも活かせるんですよね。

 

腕だけの力じゃ限界がありますからね。

 

広背筋をうまく使えることで水を前方にグンッと押せる感覚を得れるんじゃないでしょうか。私の実感としてもあります。

 

上手い人ほど水の上を滑るような泳ぎになりますもんね。

 

あれはおそらく広背筋をしっかりと使えている証拠なんじゃないかなと思います。

 

 

実は、脳卒中患者でもとても重要な筋肉となります。

 

歩行時に上肢が内旋してしまう人の場合、広背筋は着目すべき筋肉の1つになります。

 

話が逸れましたが、ぜひ広背筋とはどういう筋肉か覚える価値はあると思います。

 

 

あともう一つ気になったのは、動画の中でローリングのメリットの1つとして出力があがるということを挙げていました。

 

その例としてパンチ力をあげるときに肩をひねってパンチしたほうが出力が上がるよね、という例を出していました。

 

実は強いパンチを繰り出すのに必要な筋肉って、前鋸筋だったりするんですよね。

 

私は以前から広背筋だけじゃなく、前鋸筋も結構大事なんじゃないかなと密かに思っています。

 

前鋸筋がしっかりと働くことで肩甲骨が安定して肩回りの筋肉が発揮しやすくなるし、肩甲骨を外転させる作用があるので、ローリングの際により遠くに手を届かせることが出来ます

 

 

前鋸筋についてはまたいつか取り上げてみたいと思います。

 

 

 

 

まとめ

 

 

テンポを落とさないように力強いローリングをして泳ぎましょう。

 

 

では。