どうもパパかっぱです。
左下の親知らずを抜いて右ばっかりで噛んでいたら、おそらくバランスが崩れて、左肩に痛みが出現してしまいました。
また練習できなくなりました・・・。
自己にて肩の評価してみます。
【検査】
・肩外転時45°程で肩峰下に痛み(+)。
・外転抵抗テスト:下垂位(-)、45°外転時(+)、特に回内位で痛み強い
・他動運動では痛みなし
・鎖骨と肩甲骨がやや拳上位のアライメント
・棘上筋、僧帽筋の緊張が高い
・小胸筋に圧痛あり
【考察】
●外転抵抗テストより、おそらく棘上筋の腱板に微少な損傷ありそう
⇒しばし安静です。
●さらに、他動運動時には痛みがないことから、腱板機能不全が考えられる
⇒僧帽筋の過剰収縮を減らし、棘上筋と三角筋の筋収縮の再学習を行う必要
●小胸筋の短縮と圧痛
⇒小胸筋の緊張を緩め、肩甲骨のアライメントの改善(後傾方向へ)を図る
などが考えられますかね。
自分で治します。
元々首が悪く、左上肢は度々痛みやしびれも出ていました。
身体のメンテナンスをしつつ、うまく付き合っていくしかないですね。
さて、 前回に引き続き、クロールにおける動作分析②です。
今回は『クロール 泳時の全身筋活動』の
C.尺側手根屈筋
D.広背筋
です。
ちなみに、図を引用できないので、図を見たい方はぜひ原著を読んでください。
※
Entry ;入水( 0)から最深点までを三等分し,入水から三分の二まで ( オ
レンジ線)
Pull ; Entry と Push 以外の水中局面
Push ;最深点から離水(緑線)までの後ろの 2/3
Recovery ;離水(緑線)から再入水( 100)まで
p12にある【図 8 期分け】をみるとイメージつきやすいです。
クロール泳時の全身筋活動 ~尺側手根屈筋、広背筋~
https://core.ac.uk/download/pdf/159504273.pdf#search='%E6%B0%B4%E6%B3%B3+%E8%AB%96%E6%96%87'
【尺側手根屈筋に関する考察】
尺側手根屈筋に関しては Pull か ら Push 期にかけて徐々に活動が高くなっているが, Hard は期間で有意な差はなく,常に一定量活動をしていると言える.
Fantozzi らの報告によると, Pull 期では手関節は約 30~ 40 度屈曲し,その後 Push にかけて伸展し Recovery する時は伸展位になる 際 に 手関節の屈筋群に伸張性の収縮が生じていたと考える [36].
また,水をしっかりと掻き切るために 手関節屈筋群を活動させて手関節
を固定しようとするため,断続的な活動が見られたと考える.
【広背筋に関する考察】
広背筋の活動パターンは上腕二頭筋と類似している.入水の瞬間に肩関節は屈曲位(外転位)にあり,そこから屈曲,内転そして内旋動作を伴いないながら Push,そして Recovery へと向かう.
そのため,肩関節の屈曲,内転,内旋機能をもつ広背筋が Pull と Push の期で主に活動していたと考える.Form と Hard の比較では Entry 期においてのみ,Hard時の筋活動が有意に高い事を認めた.より高い推進力を得るために,Entry の瞬間から広背筋を活動させ,Pull 動作でのより大きな活動へつなげていると考える.
C.尺側手根屈筋
ポイントは
①プルからプッシュ期にかけて活動が高い
②常に一定量活動
③プル期では、手関節は30~40°屈曲
④その後、リカバリー期にかけて手関節は伸展位へ
大切なのは、尺側手根屈筋を持続して活動させることで、手の平で面をつくり、水をより多くとらえるというところですね。
D.広背筋
ポイントは
①上腕二頭筋と類似
②プルとプッシュ期で主に活動する
③ハードでは、エントリーの瞬間から筋活動が高い
大切なのは、広背筋には肩関節の内旋作用があることです。
入水後に肩屈曲・内転・内旋を伴いながら水をかいていきます。
内旋することで手にまとわりついた泡を除去できます。
かなり大事な視点ですよ↓↓
さらに、広背筋は大きな筋肉ですから、この筋肉を効率よく使うことで大きな推進力を得られると思います。
ハードのときには入水時から広背筋の高い活動によって、水を多くとらえます。
まとめ
手首を曲げた状態をキープしつつ、広背筋で大きな推進力を得ましょう。
さらに、肩内旋することで泡を逃がしましょう。
では。