2児のパパスイマーの“継続は力なり”!

マスターズ水泳歴10年。短時間で効率良い練習を日々研究。-理学療法士からの視点を踏まえて-

触診:長腓骨筋、短腓骨筋

どうもパパかっぱです。

今日は練習オフです。娘と温泉に行ってきました。

 

昨日職場で触診の勉強会をしたので、備忘録・復習のつもりで筋肉について書いてみます。

 

 長腓骨筋、短腓骨筋

以下、筋肉guide.http://www.musculature.biz/40/44/post_199/ より引用

 

長腓骨筋

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【起始・停止】

(起始)

腓骨頭、腓骨上部の外側面・脛骨の外側顆らに付着。

(停止)

第一楔状骨、第一中足骨底部に付着。

 

【主な働き】

足関節を外反する。足関節を底屈する。

 

【神経支配】

浅腓骨神経(L5~S1)

 

【長腓骨筋に関する一口メモ】

長腓骨筋は、短腓骨筋と共に足関節の底屈と外反の働きをします。ランニングやジャンプ等の運動において、足が真っ直ぐ向かないような場合は、この筋肉が弱い可能性があります。また、外反の仕事もしますが、ほとんど短腓骨筋の力が大きく、主導筋とはいえません。腓骨頭から始まり、足関節の外側を走行して、第一指底部に付着しているという面白い筋肉です。丁度、前頚骨筋と停止部が同じですが、反対の働きをしています。

短腓骨筋

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【起始・停止】

(起始)

腓骨の外側面に付着

(停止)

第五中足骨粗面に付着。

 

【主な働き】

足関節を外反(そとがえし)する。足関節を底屈する。

 

【神経支配】

浅腓骨神経(L5~S1)

 

【短腓骨筋に関する一口メモ】

短腓骨筋の働きは、足関節の外反(そとがえし)です。足の裏は外側を向きます。また、長腓骨筋とも協力して足の底屈をします。短腓骨筋は、『そとがえし』の主導筋です。この筋肉は脛骨の外側中央から第五中足骨の底部に付着しています。ここで、内反方向に足首を捻ってしまった場合、この第五中足骨の骨折を起こす事があります。これは、短腓骨筋が付着している為、急激な内反にて筋の付着部が引っ張られることが原因です。(ジョーンズ骨折)比較的よくある骨折です。

 

私見

ポイントだけ書いてみます。 触診するには、

 

  • 底屈・外反の自動運動をしてもらいながら触診する。
  • 底屈と外反を同時に行おうとすると他の運動も混ざってしまうので、まずしっかり底屈をしてもらう。その後、丁寧に外反してもらうと分かりやすい。
  • 短腓骨筋を単独で触診する場合、足部の外転してもらうと分かりやすい。
  • 腓骨の外果のすぐ後方を通る腱を見つける。長腓骨筋の腱のほうが後方にあるので注意。
  • 外果から 角度を付けて、停止のほうに向かう。停止する骨の触診を確実に行い、そこへ向かうイメージをもちながら行う。
  • 大まかに下腿を1/3ずつわけて、長腓骨筋と短腓骨筋の筋腹がさわれる部位をイメージする
  • 腓骨頭を目安に1横指上にある前縁をさがし、そこから遠位にたどっていく。

 

くらいでしょうか。今回は触診のみにフォーカスしてみました。

作用やトレーニング方法についてはまた今度触れてみたいと思います。

 

水泳で言うと、平泳ぎのキックで引き付ける際に外反は大事になってくるので、腓骨筋も大事なキーマッスルの一つかと思います。

その辺も徐々に調べていきたいと思います。

 

骨格筋の形と触察法

骨格筋の形と触察法

 

 

 

では。