2児のパパスイマーの“継続は力なり”!

マスターズ水泳歴12年。短時間で効率良い練習を日々研究。-理学療法士からの視点を踏まえて-

水泳初心者に教えることでの気づき② ~スタート時:潜ってから姿勢をつくって、壁を蹴る~

どうもパパかっぱです。

 

 

『水泳初心者の後輩に教えることで気づいたことシリーズ』です。

 

第二弾は、【スタートの時の壁のけり方】です。

 

第一弾はこちら↓↓

www.papakappa-swim.com

 

 

 

 

スタートで加速するためには、しっかりと壁を蹴る必要あり

 

 

初心者と経験者の大きな違いって、“スタートの時の加速”にあると思っています。

 

水泳ってスタート時が一番速いんですよ。

飛び込みでも壁を蹴ってもです。

 

イメージわきづらいかもしれませんが、競泳で速い人っていうのは、水中で速く泳げる人ではなくて、『スタートの時の初速を減速させない人』がすなわち速い人なんですよ。

 

初心者の人は、スタートのときの初速をしっかりとつくれないので、途中でバテてしまうことが大いにあると思います。

 

つまり、壁を蹴れないんですよね。

後輩のスタートをみてもまさしくそうでした。

 

これって何十年も何気なく泳いでいるスイマーにとってはピンとこないことかもしれません。

私もなんて言って伝えて良いかかなり迷いました。

 

そんな中、わかりやすく解説している動画を見つけましたよ。

 

 

スタート時に必要な潜り方

 

 

 

www.youtube.com

 

●スタートの際には、潜ってから蹴る

 

●潜る時は、潜ろうとするな!

 →潜ろうとすると前に倒れてしまい、面積を大きくなるので抵抗が増える

 ⇒浮力を受けて潜れない

 

●ポイントは、『落ちる・沈む・膝を落とす』イメージ

 →抵抗が膝の部分にしかからないので抵抗が小さい

 ⇒沈みやすい

 (※足を後ろに持っていきながら膝を落とすイメージ)

 

●その後、手を挙げるという水の抵抗を利用して、身体を倒す

 →ストリームラインをとる

 ⇒壁を蹴る

 

●1,2,3のリズム(潜る→姿勢を構える⇒壁を蹴る)

 

(会話を一部抜粋、編集あり)

 

 

ポイントは、『落ちる・沈む・膝を落とす』イメージってところが、なるほどなー、と勉強になりました。

 

こういうのを言語化するって結構難しいですよね。

 

 

確かに自分が普段泳いでいる時は、沈むって感覚が近いですね。

 

 ●沈んで

 →スカーリングしながら姿勢を構えて

 ⇒足の裏でしっかりと壁を蹴る

 

って感じです。

まさしく動画でおっしゃってることですね。

 

初心者の方は、沈む前に壁を蹴ってしまうので、ななめ上にピョンっと飛んでしまうんですよね。

壁を蹴ってるというよりかは、地面を蹴ってるに近いかもしれません。

 

そうなると、初速もうまれないし、抵抗が大きい上に頭が立つので、余計に苦しくなってしまいます。

 

初心者の方が経験者に教えられる時に、やたらと泳ぎの中で“ストリームラインをとれ”ということばかり言われて、嫌になっちゃうかもしれませんね。

 

泳ぎの中でのストリームラインをとる前に、しっかりと沈んでから構えて、壁を蹴らないと、ストリームラインなど取りようもないです。

 

その前の段階を練習するべきですね。

 

水泳をやるうえで壁を蹴れる恩恵ってめちゃくちゃでかいです。

 

マリオカートでいうと“ビューーーンって速くなるラッキーゾーン的なとこ”くらいありがたいですよ。

 

しっかりと壁さえ蹴って、ストリームラインとってゆったりと浮いてればそれだけで7mくらいは簡単に行けますからね。

 

25m泳げない人は、18m泳げるようになればいいんです。

壁と仲良しになれば、7m程度は壁が担ってくれます。

 

 

●1,2,3のリズムで

  潜る

 →姿勢を構える

 ⇒壁を蹴る

 

そういうイメージをもって、スタートをしっかりと練習してみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

 

スタートで、潜ってから姿勢を構えて、しっかりと壁を蹴ることで7m分のショートカットをしちゃいましょう。

 

 

では。