2児のパパスイマーの“継続は力なり”!

マスターズ水泳歴10年。短時間で効率良い練習を日々研究。-理学療法士からの視点を踏まえて-

【超重要】塩浦選手に学ぶスプリンターのストロークのテンポ

どうもパパかっぱです。

 

 

次の大会がいつになるか分かりませんが、塩浦選手のユーチューブのおかげで練習がめちゃくちゃ楽しくなってきました。

 

知らなかったことを知れますからね。

この動画はまさしく目からウロコでした。

衝撃的過ぎて何度も見てしまいました。

 

クロールを泳ぐスプリンターはぜひ見たい方が良いです。

では、どうぞ。

 

 

 

 

スプリンターのストロークテンポ

 

 

 

 

www.youtube.com

 

 

●ゆっくり泳ぐとき

 →キャッチアップで泳ぐ(手が前で合わさる・交差するような泳ぎ)

 ⇒持久力のトレーニング

 ※あまり早く泳げない。レース向きではない。

 

●速く泳ぐとき

 →手がずっと入れ換わるタイミングで泳ぐ(自転車のペダルを漕ぐときのよう)

 ⇒右手が入る時、左手が出る瞬間、キックのタイミングが合うとスピードが効率的

 ★『右手が入水する瞬間』と『左手を抜く瞬間』をぴったり合わせる。さらに帰ってきた側の足がぴったり入るように合わせる。

 

●スプリントの泳ぎとしては、手と足のタイミングがとても重要。必須の技術。

 

●ゆっくり泳ぐときと速く泳ぐときの泳ぎ方は別物。延長線上にはない。

 

(会話を一部抜粋、編集あり)

 

 

 

 

 

手をかき始めるタイミング

 

 

www.papakappa-swim.comwww.papakappa-swim.com

 

この二つの記事にも書いたように、私はフリーのとき、あえて手を前に残すようにして練習していました

キャッチアップに近い形ですね。

 

長距離、短距離関係なくです。

というか、私は短距離しか泳げません。

 

そっちのほうが水を多く・強くかけるような気がしていたし、浮ける姿勢をキープしやすいと思っていたので、かれこれ1年以上は手をなるべく前に残して、かき始めるタイミングを遅らせていたんですね。

 

その考えが、この動画をみて180度ひっくり返ってしまいました。

もうびっくりしましたね。

 

天地がひっくり返ったかのような衝撃でした。

 

塩浦選手曰く、速く泳ぐときには『右手が入水する瞬間』と『左手を抜く瞬間』をぴったり合わせて泳ぐ、というのです。

 

自転車のペダルのように正反対ということですね。

 

いやー、びっくりしました。

 

私が練習していたのとは真逆でしたからね。

 

あっ、ちなみにキック・足のタイミングまで入ってくるとより複雑になって理解できなくなっちゃうので、キックのタイミングはまた次回にしましょう。今回は置いときます。

 

実際に私もこの右手と左手の対のタイミングで泳いでみました。

 

・・・全然できませんでした。

“水中で腕をかけるスピード”より“空中で戻す腕のスピード”のほうが断然速いので、ちぐはぐのタイミングになっちゃうんですよね。

 

よりパワーが必要になるのかもしれませんね。

さらに、最近学んだ『まっすぐかく』ことを意識すると、より水中の腕のタイミングが遅くなってしまい、難しいなーと思いました。

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ただ、このタイミングをつかめれば、今の私の25秒後半の壁を越えられる気がするんですよね。

 

タイムが伸び悩んでいて、どう練習していいかわからなくなっていたところに、大きな希望が見えました。

 

とにかく時間はかかっても、このタイミング・テンポを一生懸命身に着けてみることにします。

 

なんかよく分かんないんですけど、この練習をひたすらすれば今より速くなれるという意味不明な自信がわいています(笑)

 

 

余談ですけど、この上肢の運動パターンって、おそらく自動化してしまうとリズミックなパターン運動として動かせるんじゃないかな、と個人的に思っています。

 

いわゆる『CPG(central pattern generator)』です。

簡単に言うと、脳や感覚入力から独立してパターン運動を誘発する運動のことです。

 

歩行の場面で役立つ知識です。

要は、私たちいちいち歩く時に、右足と左足のタイミングなど考えてないですよね。

無意識です。脊髄レベルで行えてしまうんですね。

 

下肢での研究が主ですが、以前に上肢でもあるんじゃないか?みたいな話は聞いた記憶があるんですよね(違うかも・・・)。

 

まぁ、それくらい無意識のレベルで腕を交互にぶん回せるまでに練習して、自動化したいなと考えています。

 

 

ゆっくり泳ぐと速く泳ぐは別物

 

塩浦選手が言っていた

『ゆっくり泳ぐときと速く泳ぐときの泳ぎ方は別物。延長線上にはない』

 

という言葉は胸に刺さりましたねー。

 

考えてみれば当たり前のことなんですよね。

 

私も脳卒中の患者さんに歩行練習するときには、『動歩行』の練習をするのか、『静歩行』の練習をするのかは全く別物として考えています。

 

最終ゴールとして、動歩行を目指しているのに、一生懸命四点杖歩行を練習していても絶対にうまくいきませんからね。(そもそも4点杖は私はほぼ使いません)

もしくは、一歩二歩のステップ練習を一生懸命しても動歩行がうまくなるわけないんですよね。

 

延長線上にないですからね。

構成要素が違います。

 

自分の領域では理解してるつもりなのに、自分の趣味で活かせていないという残念パターンでしたね。

 

ただ、今回気づけたので良かったです。

いやー、勉強になりますね、ホント。

日々勉強です。

成長は無限ですね。

 

どこから知識が幅広くつながるか分からないですね。

最近は投資や哲学の本をめちゃくちゃ読んでいますが、まさしく点と点が線になるようなことが多々あります。

 

 

 

まとめ

 

右手のかき始めるタイミングと、左手のフィニッシュのタイミングをピタッと合わせよう。

 

 

では。