どうもパパかっぱです。
今日は久々に(?)理学療法士っぽいことでも書いてみます。
マスターズスイマーを職にできればいいんですけど・・・本業は理学療法士でした、そういえば(笑)
頭部を“まっすぐ”にしたほうが良い理由
塩浦選手の動画を見てから、徹底して“まっすぐな姿勢”をとることを意識して練習しています。
陸上でも水中でも。
特に、頭部の位置に気を付けてきました。
『頭部がまっすぐ』ということを胸鎖関節を基に解説
【胸鎖関節】
正常のアライメントは『鎖骨遠位端-耳垂から下ろした垂線』を目安に確認します。
●肩を屈曲すると・・・
→鎖骨が前方に動いて
→上方に傾斜して
→後退して
→最終的に下制する
という動きが正常な胸鎖関節での動きです。
ここで、頭部が前方に位置していると・・・
●肩屈曲時、鎖骨はすでに後退している
→本来起きるはずの鎖骨の後退が不十分のため、肩の屈曲が途中で終了してしまう
ということが起きてしまいます。
胸鎖関節とはどこかというと・・・
ここです。
肩の動きを考えるときに、肩甲骨は着目しやすいんですけど、意外と鎖骨って忘れがちなんですよね。
肩の動きにはかなり大事です。
つまり、頭部の位置が前方にあると、本来起きるはずの鎖骨の運動を妨げてしまうということになります。
鎖骨は上腕骨や肩甲骨とも大事な関節を形成するので、自ずと肩の動きも制限されてしまいます。
水泳に置いて、肩の動きが制限されてしまうことは、極力避けたいところですよね。
すなわち、肩の動きを制限させないためにも、頭部の位置に気を付けてなるべくまっすぐな姿勢になったほうが良いということです。
進化の過程で姿勢の変化
有名な図があります。
現代人はパソコンやスマホが普及しているため、どんどん屈曲姿勢になっていると言われています。
現に、周りの人を見渡してもほとんどの人が頭部が前方に位置しています。
要は、意識して頭部を若干後ろに位置させないと、まっすぐな姿勢には近づかないのです。
私も普段から気を付けています。
ちなみに、触診にて鎖骨の可動性を確かめる場合は、
肩峰を他動的に動かして
●前上方へ動かす → 鎖骨の前方回旋
●後下方へ動かす → 鎖骨の後方回旋
が起きるかを確認する必要があるようです。
まとめ
頭部の位置を気を付けて、まっすぐな姿勢をとれるようにしましょう。
そうすることで、肩の動きがスムーズになります。
では。