どうもパパかっぱです。
最近のマイブームは呼吸です。
きっかけはやはりケガですね。
頸椎症です。
余談ですけど、ケガとか病気になるとホントに何よりも健康が一番ってしみじみ思いますよね。
ドラゴンボールがあったら『健康でいられる身体』をお願いするかもしれません。
現在は、呼吸法を得ることで自ら頸椎症を治していこうという試みの真っ最中です↓↓
スイマーに必要な呼吸法 ~基礎編:横隔膜を下げる~ - 2児のパパスイマーの“継続は力なり”!
スイマーに必要な呼吸法② ~横隔膜と骨盤隔膜(骨盤底筋群)に着目して~ - 2児のパパスイマーの“継続は力なり”!
ただそれだけではなくて、単純に水泳と呼吸って切っても切り離せないものですからね。
いつかブログで書こうと思ってました。
水泳におけるバイオメカニクスは、速く泳ぐためのストリームラインにとても重要な視点となります。
バイオメカニクスは理学療法士にとって、基礎となる知識です。
身体運動学あるいはスポーツ力学とも呼ぶ。体育科学の一分野。日本体育学会のなかにも専門の研究分科会がある。もともと整形外科学のために開発された領域で,人体の骨,筋を中心とする力学的研究が目的であったが,今日では,スポーツ,労働などについて広く,生理学,心理学的な見地を加えて研究が進められている。スポーツの記録向上,技術分析,リハビリテーション,人間工学などに活用される。かつてのキネシオロジーの用語に取って代ったもの。
歩行などではメジャーですが、水泳のバイメカってあまり考えたことないのではないでしょうか。
まぁ、水泳やってないとそもそも考えようともしないですからね。
同じ理学療法士の方で、分かりやすい記事を見つけたので参考にしながらお勉強していきましょう。
水泳におけるバイオメカニクス
水泳の動きを力学的に解説。水泳のバイオメカニクスについて|理学療法士 takaの臨床ブログ
人間が水中に浮くためには、その人が受ける重力が浮力を下回る必要があります。
人間の中には重力をうける中心点の重心と、浮力の中心となる浮心があり、この2点が近いと浮力を得ることができます。
逆に浮心と重心の位置が離れてしまうと、浮力を生み出すことができません。
浮心を重心に近づけるための方法として、
①上肢の筋力を向上させる
重心が下がると、足が下がり上肢の屈曲角度が減少します。
つまり、上肢挙上の力を強くすれば重心が上がり浮力が得られます。
②胸郭柔軟性を向上
胸郭が開くようになると、ストリームラインの際に重心が浮心に近づいてきます。
(浮心が下がる)
競泳選手はこの胸郭(肩甲帯や肋骨の可動性)が非常に硬くなりやすく、この部位のケアが必要です。
重力と浮力の関係
いやー、めちゃくちゃ勉強になりますね。
普段臨床では“重心”と“床反力”という視点で考えてることなんですけど、いざ水泳に活かすとなるとやや頭の切り替えが必要になりますね。
大前提として、“人間が水中に浮くには、重力が浮力を下回る必要がある”ということを頭に入れましょう。
大事なポイントは『重心と浮心が近いと浮力を得ることができる』というところです。
この記事では『胸郭柔軟性を向上』という視点から、浮心を下げて重心と浮心を近づけることを提案されていますね。
たしかに大事な視点です。
今回、私は“浮心を下げるために呼吸を変える”という仮説を立てました。
以前も書きましたが、泳いでいる時には努力呼吸にならざるを得ません。
努力吸気時:胸鎖乳突筋、前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋
努力呼気時:内肋間筋、腹直筋、内腹斜筋、外腹斜筋、腹横筋
などの呼吸補助筋が用いられます。
さらに、すばやく呼吸しなければいけないので、胸式呼吸になります。
胸の上のほうで呼吸する感じですかね。
そうすると、浮心が高い位置になってしまいませんかね。
浮心が高い位置になってしまうと、重心との距離ができてしまい、浮力が得られにくい姿勢になってしまうのではないでしょうか。
それをなるべくお腹の方まで空気をいれることで浮心を低い位置にできないか??と前から思ってたんですよね。
浮心を下げることで、重心との距離が近づき、きれいなストリームラインがとれる・・・のでは・・・ないか??
去年のイーハトーブ大会が終わって、いざ試してみようと思っていたら怪我してしまい、あまり練習できていないので水中ではほぼ実践できていません。
正直、素早く呼吸しなければいけない中で、お腹の方まで空気を入れれるのか疑問ではあります。
まずは伏し浮きとかから試してみたい思っています。
机上の空論なんでしょうかね・・・。
まぁ、まだ本気で試していないので、とりあえずチャレンジです。
そのために、陸上で横隔膜と骨盤隔膜を下げる呼吸法をまずは身に着けようと思っている最中でございます。
結構難しいので、ぜひ試してみてください。
特にスイマーは苦手なんじゃないかな、と勝手に思っています。
また、この記事では
「胸郭(肩甲帯や肋骨の可動性)が非常に硬くなりやすく、この部位のケアが必要です。」
と書いてあります。
胸郭が硬くなりやすいのはなぜか?
ケアとはどうすれば良いのか?
などを今後のブログにて書いていきたいと思っています。
何度も書きますが、この『なぜ?』という視点がとても大事ですね。
理学療法士としてはもちろんですが、時間がないマスターズスイマーにとっても成長する大事な視点となり得ると思っています。
ちなみに、上の記事に書いてある『上肢の筋力を向上させる』というのにはやや疑問が残りました。
マスターズ水泳のための練習32:腕を浮き具として利用 ~手をかき始めるタイミングを我慢する~ - 2児のパパスイマーの“継続は力なり”!
↑↑私が以前ここに書いたような手を浮き具として利用するといった視点に近いのでしょうか。
これって果たして筋力なんでしょうかね。
もちろん筋力の1つの要素ではあるでしょうけど・・・。
私の理解が足りないのか・・・誰かわかる方教えて下さい(笑)
まとめ
呼吸の際、なるべく低い位置(お腹の方)まで空気を入れて、浮きやすい姿勢をとり、美しいストリームラインで泳ぎましょう。
では。