2児のパパスイマーの“継続は力なり”!

マスターズ水泳歴12年。短時間で効率良い練習を日々研究。-理学療法士からの視点を踏まえて-

【論文考察】脚筋力を考慮した競泳キックスタート姿勢における脚の前後配置がスタートパフォーマンスに及ぼす即時的な影響

どうもパパかっぱです。

 

 

いよいよ煩悩スイムが近づいてきました。

 

バスケして足首も痛いし、筋トレで腰も痛いし、なんか身体がボロボロです。

 

30歳超えた時も身体の変化を感じましたが、35歳超えた今、改めて身体の変化を感じますね。

 

若い頃のように勢いじゃいけないってことをしみじみ感じてます。

 

バスケする前も、一人だけじっくり時間かけてアップしてます。

 

ケガが一番こわいですからね。

 

次の変化は40歳の頃に感じるのでしょうか。

 

まぁ年齢を重ねることは抗えないので、その時の身体と対話して整えていくこととします。

 

 

さて、飛び込みについて面白い論文を発見したのでお勉強しましょう。

 

 

 

 

 

脚筋力を考慮した競泳キックスタート姿勢における脚の前後配置がスタートパフォーマンスに及ぼす即時的な影響

 

 

 

https://sports-performance.jp/paper/2127/2127.pdf

 

【要 約】
競泳のキックスタートでは左右の脚を前後に開き,スタート姿勢を構える.本研究ではスタート姿勢を構える際,脚筋力が大きい脚を前後どちらに配置することが望ましいか,スタートパフォーマンスに及ぼす影響から検討することを目的とした.対象は,16名の男女大学競泳選手とし,左右脚の前後配置を交互に入れ替えさせ,合計4本のキックスタートを実施させた.脚筋力については,膝関節伸展方向への等尺性最大筋力を左右それぞれ計測し,脚筋力の大きい脚を判定した.測定項目は,跳び出し速度,跳び出し水平速度,跳び出し垂直速度および跳び出し角度を算出した.その結果,脚筋力が大きい脚を前方に配置したスタート姿勢において,跳び出し速度および跳び出し水平速度が有意に高い値を示していた.したがって,脚筋力が大きい脚を前方に配置することは,キックスタートパフォーマンスを向上させる可能性があることが示唆された.

 

 

 

私なりのポイントは

 

 

●スタート姿勢を構える際、脚筋力が大きい脚を前後どちらに配置することが望ましいか

 →スタートパフォーマンスに及ぼす影響から検討することを目的

 

●脚筋力について

 →膝関節伸展方向への等尺性最大筋力を左右それぞれ計測

 →脚筋力の大きい脚を判定

 

●脚筋力が大きい脚を前方に配置したスタート姿勢

 →跳び出し速度および跳び出し水平速度が有意に高い値を示した

 ⇒脚筋力が大きい脚を前方に配置することは,キックスタートパフォーマンスを向上させる可能性がある

 

 

 

下肢筋力が大きい方を前方へ

 

飛び込みの時、どちらの足を前に位置してますか?

 

私は、右足です。

 

理由は・・・分かりません。なんとなくそっちのほうがしっくりくるからです。

 

この論文では、下肢の脚力でどちらが前のほうがパフォーマンスが上がるかを見ています。

 

ここでは、膝関節の伸展方向への等尺性最大筋力を指標としています。

 

主に大腿四頭筋に当たりますかね。

 

この筋力が高い足を前方にしたときのキックスタートで、跳び出し速度および跳び出し水平速度が有意に高い値が出たと。

 

なるほど。着眼点がとても興味深いですね。

 

もしかして私も右足の方が筋力が強いので、右足を無意識に前にしているのかもしれません。

 

正しく知りたい方は、近くに医療機関にBiodex System3という膝伸展の筋出力を正確に測る機械があるので、調べてみると良いです。

 

果たしてそんな簡単に調べれるかどうかは不明です。

 

ここで疑問なのは、効き足のほうがやはり筋力は強いのか?ということですね。

 

次回はそのあたりを調べてみましょう。

 

 

 

 

 

まとめ

 

足の筋力が強い方を前に位置して飛び込もう

 

では。