2児のパパスイマーの“継続は力なり”!

マスターズ水泳歴7年。短時間で効率良い練習を日々研究。-理学療法士からの視点を踏まえて-

【論文考察】競泳スタート動作時の体幹筋の筋活動

どうもパパかっぱです。

 

私が通っているジムで、マスク着用でのトレーニングが義務化されました。

もちろんプールは除きますが、筋トレやバイク、トレッドミルなどでマスクしながらじゃないと運動できません。

 

私は有酸素運動としてはバイク20分程度しか行いませんが、20分でも結構きついですね。

 

マラソンやトライアスロンの人達で長時間走る人はもっときついでしょうね。

 

感染のリスクより、マスク着用による酸素不足や熱中症のリスクの方が高いような気がしちゃいますけどね。

 

水分摂取はしっかりと行いましょう。

特にミネラルは慎重にとった方が良いです。

 

私は2年連続で熱中症になってますからね(笑)

 

 

 

さて、飛び込みについて興味深い論文がありましたので、お勉強です。

 

 

 

 

飛び込み動作での体幹筋の筋活動

 

 

 

 

https://core.ac.uk/download/pdf/159504273.pdf#search='%E6%B0%B4%E6%B3%B3+%E8%AB%96%E6%96%87'

 

【緒言】

競泳のスタート動作時に体幹筋群がどれだけ活動しているかは明らかになっていない.スタート時の体幹筋活動の特徴を明らかにすることで,スタート局面のパフォーマンスを向上さえるためのトレーニング方法の考案などの一助になりうると考える.そこで,本研究ではスタート動作時の体幹筋筋活動を明らかにすることを目的とした.

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【考察】

 

入水時に体幹を固定することが出来なければ入水時に上肢などに加わる衝撃に耐えることができず,入水時の姿勢が崩れ,抵抗が増えるため減速に繋がると考える.

本研究の結果において外腹斜筋は Signal から 5m 到達まで直線的に活動量が増していた. Reaction からTake -Off にかけてはスタート台を蹴り出す期である.

Okubo らの先行研究によると,前方ジャンプでは跳躍の前から腹横筋が働きはじめ,脚が地面から離れるPush of Phase では腹横筋に加え,腹直筋,外腹斜筋の活動が増すことが報告されている [47].

 

本研究の期間の比較においても,Reaction よりも Take -Off にて活動量が有意に高かったことから,スタート台を強く蹴り出すために外腹斜筋が活動し体幹の剛性を高めていたと考える.また ,Okubo らの報告によると空中期では外腹斜筋の活動が低下すると報告しているが,競泳スタート動作では同じく空中期である Fly 期 において活動の低下は認められなかった.このことは,その後の入水 時 の 衝 撃に備えて体幹を安定させるために活動を維持させたためと考える.

内腹斜筋に関しては期間において統計学的に有意な差は認めなかった.
しかし,図 30a の波形を見ると,外腹斜筋の活動とは異なり Take -Off前に一度高い活動を示し,その後空中期である Fly 期 では活動が下がっている.

しかしその後の Entry 期 では再び活動が高まっていることから外腹斜筋と同様に入水時および入水後の姿勢保持のた めに活動していると考える.

Fly 期において 相対的 な活動量は 小さく見えるが,最大随意収縮時の約 50%( L: 40.2%, R: 51.5%)の活動を示しており,外腹斜筋( L: 37.9%, R: 62.8%)と同等の活動をしている.

 

このことから空中の46Fly 期においても姿勢保持と入水後の衝撃に耐えるために 内腹斜筋も必要十分な活動はしていると考える.

また外腹斜筋と内腹斜筋の両方で左右差がなかったことからも,両筋共 に 体幹回旋 の 機能ではなく,体幹部の安定化のために働いたと考えることができる.

 

【結 論】


競泳のスタート動作において,外腹斜筋と内腹斜筋はスタート台を蹴り出す際の下肢筋の力発揮および入水時の体幹安定性向上のために活動している.

 

 

 

 

飛び込み動作時のポイント

 

内容を簡単にまとめると、

 

●入水時に体幹を固定する

 

●外腹斜筋は5mまで直線的に活動量が増す

 

●スタート台を強く蹴り出すために外腹斜筋が活動し体幹の剛性を高めてる

 

●内腹斜筋も入水時および入水後の姿勢保持のために活動している

 

●外腹斜筋と内腹斜筋共に体幹回旋の機能ではなく、体幹部の安定化のために働く

 

●外腹斜筋と内腹斜筋はスタート台を蹴り出す際の下肢筋の力発揮および入水時の体幹安定性向上のために活動

 

 

なるほど、つまり

 

●外腹斜筋と内腹斜筋が働く

 

→体幹の安定性を向上させる

 

→スタート台を強く蹴り出せる

 

→さらに、入水時の姿勢のブレをなくし安定させる

 

 

ということですね。 

 

 

飛び込みについては過去に結構色々調べました。

まとめてます↓↓

www.papakappa-swim.com

 

そこでも『指先から足先まで一本の棒のようなイメージでやると良い。

さらに、しっかりと下半身を固めて入水する。』

 

ということを書いていました。

 

 

私は体幹の固定という言葉はあまり好きではないです。

 

“固定”というとバリエーションが少ないイメージを持たせてしまうので。

 

 

固定というより、体幹の安定性向上というのが大事なんですね。

 

体幹のトレーニング方法としては、何回も書いていますが、プランク姿勢のみをじーっと鍛えるとかではなくて、体幹の中枢部を安定させながら必ず四肢を動かすようにトレーニングした方が良いと私は思っています。

 

あくまでも体幹は土台ですからね。

四肢の動きや目的があってこそ活きてくると思っています。

 

 

 

まとめ

 

体幹の筋(外腹斜筋・内腹斜筋)の安定性を高めて“スタート台の蹴り出し”と“入水姿勢”を安定させ、タイムをあげよう。

 

 

では。