どうもパパかっぱです。
5月の短水路に向けて先月くらいから高頻度で練習してきました。
そしたら・・・左肩に微妙な痛みが出始めました。
おそらく、棘上筋あたりに問題が出始めている気がします。
んー、困った。
練習量としては全然多くないと思うんですけどねー。
もっと頻度を落とした方が良いんでしょうかね。
究極、週2とかのトレーニングとかでタイム上げれたら最高ですよね。
後々はそこを目指します。
さて、運動単位ってご存知でしょうか?
勉強しましょう。
運動単位(Motor Unit)とは
運動単位(Motor Unit)
1つの前角細胞と軸索に支配される筋線維群をすべてまとめて運動単位(motor unit)と呼び(図1)、この運動単位は筋収縮を考える際の最小機能単位となります。
1つの運動単位に支配される筋線維は,約5~10mmの中に分布し、これを運動単位領域といい、複数の運動単位領域が少しずつ重なり合いながら筋全体に広がっています(図2)。
S型の運動単位はニューロンサイズが小さく、神経支配比も小さくなり、F型はニューロンサイズが大きく、神経支配比も大きくなります。S型は筋線維タイプⅠをF型は筋線維タイプⅡを支配し、タイプⅠの筋線維はいわゆるマラソンランナーで、筋張力は低いが疲労しにくい特性を持ち、タイプⅡの筋線維はスプリンターで張力は高いがすぐに疲労します。
力を徐々に入れた場合、まずサイズの小さな運動単位(S型)から活動を開始し、ついでF型の運動単位が参加する順序を持つことをサイズの原理といいます(図3)。
私なりのポイントは
●運動単位とは、1つの前角細胞と軸索に支配される筋線維群
→筋収縮を考える際の最小機能単位
●1つの運動単位に支配される筋線維
→約5~10mmの中に分布(運動単位領域)
⇒複数の運動単位領域が少しずつ重なり合いながら筋全体に広がっている
●S型の運動単位はニューロンサイズが小さく、神経支配比も小さい
→筋線維タイプⅠを支配
⇒マラソンランナーなど、筋張力は低いが疲労しにくい特性
●F型はニューロンサイズが大きく、神経支配比も大きい
→筋線維タイプⅡを支配
⇒スプリンターで張力は高いがすぐに疲労しやすい特徴
●サイズの原理:力を徐々に入れた場合・・・
→まずサイズの小さな運動単位(S型)から活動を開始
⇒次いでF型の運動単位が参加する
サイズ原理
運動単位・サイズの原理は、我々セラピストであれば授業でほぼ一番初めに習う超重要事項です。
臨床出てからもこの原理原則は常に使います。
Ⅰ型Ⅱ型とかいうから分かりにくいんですよね。
遅筋・速筋とかだと聞いたことありませんかね。
遅筋(Ⅰ型)は赤い筋肉で、マグロの赤身などです。
回遊魚なのでずっと泳いでいますよね。つまり、筋張力は低いが疲労しにくい特性があります。
いわゆる深部筋に多い。身体の深部にあり、姿勢コントロールなどに使われます。
逆に速筋(Ⅱ型)は白い筋肉で、白身魚ですね。
川魚の瞬発力エグイっすよね。つまり、張力は高いがすぐに疲労しやすい特徴があります。
表在筋に多く、筋肉がでかいです。ボディビルダーとかはこの表在筋のでかさで競います。
では、この二つの特性をもった筋肉。
どういった順序で働くかというと、サイズの小さい筋肉から徐々に活性化しだして、収縮強度が高まるとどんどんサイズの大きな筋肉が動員されてくるといった仕組みとなっています。
我々スイマー(特に短距離選手)は、テイクユアマークでいきなり全力を出さなければいけません。
理想的には初っ端からサイズのでかい速筋を動員させて、フルパワーで泳ぎたいわけですよね。
私は、こういう視点を頭に入れてアップをするべきだと思っています。
そうなるとアップの仕方とかも必然的に分かってきますよね。
アップについては以前にまとめたことがありましたので、ご覧ください↓↓
直前のアップにて『やや強度の高い運動を取り入れて、速筋を動員しておく』というのも加えておきましょう。
直前のアップと言っても、別に泳がなければいけないということはないと思うんですよね。
私もどちらかというと、体温を下げたくないので直前はあまり水に入りたくない派です。
陸上でも筋肉に負荷をかけることで速筋を動員することは可能なので、自分の泳ぎの特性にあった筋肉に刺激をいれることが出来ればいいんじゃないでしょうか。
結構大事な視点だと思うので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
運動単位・サイズの原理を頭に入れて、一瞬で全力を出せる準備をしましょう。
では。