どうもパパかっぱです。
どうやら2022年のスポマスが岩手県に決定したみたいですね。
いまいちスポマスというのがどういう位置づけなのか分かりませんが、ホームでやるならぜひ出てみたいですね(・・・出れるのか??)。
水泳は30歳から参加資格はあるみたいですね。
2022年だと私は35歳になる年です。
よく分かりませんが、大きな大会っぽいので、それに向けて頑張ってみます。
さて、今日もいつのもごとく論文考察していきます。
東京にあるストロークラボという自費のリハビリ施設の方々がものすごい数の論文を出してくれています。
さらに、動画とかでもリハビリの役立つ知識を出してくれていますので、ぜひ脳卒中セラピストの方は知っておいた方が良いです。
そんな中から水泳に役立ちそうな?論文を勉強していきましょう。
指の伸展と肩の筋活動
本論文では指の伸展が肩関節の安定性にどう影響するか検討する。
【方法】
・14名の健常成人
・EMGを使用し棘下筋と菱形筋の筋活動を記録した。
・被験者は姿勢を正した座位を取り、肩関節を60°屈曲した。手指をリラックスした状態から5秒間手指伸展をした際の上記2筋の筋活動を記録した。
【結果】
・手指を伸展すると棘下筋の活動が有意に向上したが、菱形筋には影響が出なかった。
手指の伸展と棘下筋
ポイントは
●手指を伸展 → 棘下筋の活動が向上(菱形筋には影響なし)
ですかね。
これ面白いですよね。
肩屈曲60°で手指伸展することでローテータカフの棘下筋の筋トレになることが示唆されたという内容です。
ちなみに、棘下筋について知りたい方はこちらを見てください↓↓
棘下筋は肩の外旋と伸展に作用する筋肉なので、水泳でとても大事な筋肉です。
さらに、腱板として肩関節の安定にも寄与しています。
クロールのストロークのエントリー~プル~プッシュの間、手首は若干屈曲していますよね。
その際、指も一緒に屈曲させるのではなく
●手首の屈曲+手指の伸展
→棘下筋が働く
→肩が安定する
→強く水をかける
とならないかなー、と仮説立てました。
たしかに、クロールの最中の手指ってなるべく多くの水をとらえるために開いていますよね。
もしかして理に適ってるのかな・・・なんて妄想してます。
知識を経験に
今回、論文考察を書いていて思ったことは、正直無理やり水泳と結び付けてる感は否めませんね(笑)
ただ、多くのトレーナーの方というのは長年水泳をやってきて、指導を受けてきた経験則だったり自分の経験から練習メニューやフォーム修正をしていますよね。
経験 → 知識
に変換しています。
私の場合、水泳は小学校6年生までしか本格的にしていません。
怒鳴られ殴られしてたら恐怖で速くなってました。
理学療法士になってからダイエット目的で始めたマスターズ水泳です。
アドバンテージとしては職業柄、身体の知識はあるということです。
私みたいに水泳の経験値が少ない人が速くなろうと思ったり、人に役立つ情報を提供したいと思ったときに、
知識 → 経験・実践
に変えていくことって大事だと思うんですよね。
近道なんじゃないですかね。
特にマスターズスイマーは時間があまり取れないことが多いです。
最短距離で効率的な道を進んだ方が良いですよね。
正直、めちゃ速い人から感覚的なこと言われても分からないことが多いですし、ホントに共有できたかどうかが曖昧な部分があります。
リハビリ界もそうなんですよね。
なので、昨今エビデンス至上主義みたいな感じになってます。
エビデンスのみが正しいとは到底思っていませんが、知識が先にあってそれを自分なりに解釈して試してみるという道もあっても良いんじゃないかなー、なんて個人的に思っています。
少しでも参考になればぜひ試してみてください。
まとめ
ストロークの際、手指の伸展を意識して、肩の安定性に活かそう!!
では。